EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

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欧州グリーンキャピタル受賞都市と日本の都市の先駆者による対話を交えながら、大陸を跨ぐ都市が、使い捨てプラスチックの削減や公共空間の変革といった喫緊の課題にどのように取り組んでいるか、そして変革を推進する上で地域主導の取り組みと各国の規制当局の役割について探ります。

セッションでは、グリーン都市政策の具体的なメリット、生活の質の向上、資源の有効活用、地域社会との結びつきの強化、そしてより支援的なビジネス環境に焦点を当てます。
セッション後半では、持続可能性、美学、そして社会的包摂性を融合させたヨーロッパの運動である新ヨーロッパ・バウハウスを取り上げます。

NEBはEU域外への参加拡大も目指しており、ヨーロッパと日本の建築家がロズウォール環境担当委員と共に、持続可能な建築がどのようにより環境に優しい都市を形成し、市民の日常生活を向上させるかについて議論します。
NEBの精神と実践的な持続可能性に基づき、この意見交換では、小規模プロジェクトがどのようにより広範な都市変革に貢献できるか、そしてヨーロッパと日本は持続可能なデザインと建築のビジョンにおいてどこで収束できるかについても問いかけます。

ブロック1 国際協力によるレジリエントでグリーンな都市づくり グリーンシティ
モデレーター: Jean-Eric Paquet(駐日EU代表部大使)
登壇者: Jessika Roswall(欧州委員会、環境担当委員)
Margot Roose(タリン市副市長)
山中 竹春(横浜市長)
横山 英幸(大阪市長)

ブロック2 持続可能な未来をデザインする ― 新ヨーロッパ・バウハウスの実践 NEB
モデレータ: Marcos Ros Sempere(欧州議会議員、新ヨーロピアン・バウハウス共同報告者)
登壇者:Jessika Roswall(欧州委員会、環境担当委員)
坂 茂(建築家)
Albert Edman(RISE – NEBプロジェクト)

実施レポート

【振り返り】
本セッションでは、「新ヨーロッパ・バウハウス(NEB)」の価値観である持続可能性、美しさ、包摂性に沿って、真に環境に優しい都市づくりが議論されました。
循環型の取り組み、自然を活かしたインフラ、持続可能な建築、気候変動への適応に焦点が当てられ、水の管理や都市の回復力(レジリエンス)、循環型経済の実践例が強調されました。欧州の環境先進都市(例:エストニア・タリン市)や日本の先進都市の事例も紹介されました。

主なポイント
公共空間と循環型運用の連携
都市のごみ回収・分別・再利用を日常の標準にすることと、道路や公共施設のデザインを見直すことをセットで考えることが重要です。

自然を活かしたインフラと建築の融合
緑化や雨庭などの自然を取り入れたインフラを、持続可能な建築と組み合わせることで、環境への効果だけでなく居住環境の質も向上します。

多層的ガバナンスとEU–日本協力の活用
政策支援や地域間の学びの共有によって、都市の取り組みはより早く規模を拡大できます。


【会期後の取り組み】
本セッションでの議論を受け、都市の循環型運営、公共空間デザイン、持続可能な建築、ガバナンス・協働の各分野で具体的な取り組みを進めます。

優先アクション
1. 公共空間での循環型実践
公共施設やイベント会場で使い捨てプラスチックを減らす
回収・分別の流れを見直し、利用しやすく整備する

2. 自然を活かしたインフラ
雨水活用、緑化、日よけなどの設置
維持管理ルールを明確化

3. 持続可能な建築の推進
改修や新築において環境性能とデザインの両立を求める
利用者の体験や満足度も記録・確認

4. 都市間学習(EU–日本)
環境先進都市(例:タリン市)や日本の先進都市と都市間レビューを実施
住みやすさ、回復力、循環型実践の視点で相互に学ぶ

5. 成果の見える化
水管理、レジリエンス、循環型実践の指標をまとめ、定期的に公開

これらの取り組みにより、NEBの価値観を具体的な都市プロジェクトに反映し、住民や関係者に成果をわかりやすく示せます。

出演者情報

モデレータ

ジャン=エリック・パケ

駐日欧州連合大使

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マルコス・ロス・センペレ

欧州議会議員、新ヨーロピアン・バウハウス共同報告者

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登壇者

ジェシカ・ロスウォール

欧州委員会 環境・水のレジリエンス・サーキュラーエコノミー担当

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マーゴット・ルース

エストニア・タリン市副市長

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山中 竹春

横浜市長

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横山 英幸

大阪市長

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坂 茂

建築家

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アルバート・エドマン

スウェーデン研究技術庁RISE 開発部長

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地球の未来と生物多様性 ウィーク

グリーンシティとサステナビリティと美を通じたより良い暮らし ―新ヨーロッパ・バウハウス

都市はグリーン移行の最前線に立っています。環境政策が具体化し、市民に具体的な成果をもたらす生きた実験室です。
本セッションでは、循環型経済の原則の採用から自然に基づくソリューションの導入、そして気候変動への都市空間の適応まで、真にグリーンな都市の実現に必要な要素を探ります。
新ヨーロピアン・バウハウス(NEB)を軸に、持続可能な建築、革新的な素材の利用、そして自然と調和した都市戦略といった刺激的な事例を紹介する議論が展開されます。また、ロズウォール環境担当委員の主要分野である水資源管理、循環型経済、異常気象へのレジリエンスといった分野にも焦点を当て、これらがよりグリーンで、より包摂的で、より美しい都市環境の実現にどのように貢献するかを紹介します。

  • 20250922日(月)

    13:3015:00

    (開場 13:15)

  • 各パビリオン
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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