地球の未来と生物多様性 ウィーク
森とエネルギーとわたしたち
日本ガス協会/電気事業連合会
対話プログラム
- 未来のエネルギー
| 同時通訳 | 提供しない |
|---|---|
| 発信言語 | 日本語 |
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テーマウィークコネクト
- 開催日時
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2025年09月22日(月)
12:00 ~ 17:30
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- 開催場所
- 会場外(Theme Weeks Connect)
- 前半:大阪・関西万博会場(〒554‐0044大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目) 後半:MUIC KANSAI(〒541‐0044大阪府大阪市中央区伏見町3-6-3 三菱UFJ信託銀行大阪ビル1F)
プログラム内容
本プログラムは、日本ガス協会と電気事業連合会の共催により大学生との対話セッションをメインの活動として取り組みます。前半は万博内3会場でフィールドワーク。後半は有識者との対話を通じて、未来のエネルギーを探求します。地球環境の持続可能性を「森(生物)」・「エネルギー」・「わたしたち(都市)」の3つのフィルターを通して多角的に考察し、大学生の感性・想像力・批判的思考と我々、エネルギー事業者の専門的視点から目指すべき未来を考えます。
実施レポート
【振り返り】
“森とエネルギーとわたしたち“には都市工学や農学、デザイン、アート等、様々な分野・学部の大学生・大学院生15人が参加しました。前半は万博会場でフィールドワークを行いました。ガスパビリオンおばけワンダーランドでは、未来のエネルギー”e-メタン“について学びながら、私たち一人ひとりの意識や行動を積極的に「変える(化ける)」ことの大切さに触れました。また、電力館可能性のタマゴたちでは、世界でここだけの「タマゴ型デバイス」を使って核融合や無線給電、振動力発電などの未来エネルギーの可能性について学びました。”静けさの森“では、設計者であるE-DESIGN忽那裕樹代表取締役から万博会場の中心に緑を配置した意味や会場に点在する島をイメージした緑地帯の造成過程での工夫、サウンドスケープ(音風景)の設計コンセプトについてお話をいただきました。
後半はMUIC KANSAIに移動し、先生方やパビリオン館長とのトークセッションを行いました。千葉大学大学院園芸学研究科の深野祐也准教授からは「再生エネルギー施設と自然環境は対立関係にあるととらえがちだが、冷静な議論をし、トレードオン(二律両立)の関係を模索すべき」とのご意見をいただきました。またE-DESIGN忽那裕樹代表取締役からは、「自然もエネルギーも闘わなければ何も変わらない」と変化することの大切さを伝えていただきました。参加した学生からは、「人と自然のつながりを作りたいと思っていたが、エネルギーにこそ両者の関わりしろがあるのではないかと感じた。」、「これまで関わることのなかった他分野の学生と語り合えて刺激になった。エネルギーと自然は対立しがちだが、デザインを通じて解決策を模索できたら。」などの感想をいただきました。
【会期後の取り組み】
トークセッション終了後には、先生方にもお残りいただき約1時間程度のフリーセッションを行いました。学生からは万博会場で体験した二つのパビリオンでの“未来のエネルギー”の学びや体験、また“静けさの森“造成の裏側にある都市と緑の関係性について話が集中しました。学生は日頃、自分の専門分野に特化して学んでいるため、都市や空間を別の視点から学ぶ機会は少ないようでした。万博では様々な角度から考える機会を与えてもらい、新たな発見・気付きがあったと応える学生が多くいました。なかでもエネルギーから自身の学問を捉え直すことに意義を見出す学生が多かったと思います。今回のセッションを契機として、エネルギー会社/事業会社/大学・大学院の産官学連携を一層深め、互いに刺激し合える完成性をMUIC KANSAIを通じて構築して行きたいと考えております。またエネルギー会社の団体である日本ガス協会・電気事業連合会も万博という一大イベントで学生や先生方と未来に繋がる議論ができ、大変有意義でした。今後も千葉大学大学院園芸学研究科・E-DESGNと良い関係・議論できる関係を継続し、その議論を発信し続けて行きたいと思います。
出演者情報
登壇者
忽那裕樹
E-DESIGN代表取締役
公園、広場、道路、河川の景観・環境デザイン、およびその空間の使いこなし、さらには、その持続的マネジメント・しくみづくりを同時に企画・実施するという手法を駆使することによって、新しい公共を実現し、魅力的なパブリックスペースを創出することを目指している。
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寺浦薫
E-DESIGN、アート&コミュニケーション部 ディレクター
1994年に大阪府に学芸員として入庁。文化施策や文化振興計画の企画・立案、現代アートの展覧会やイベントの企画立案運営、府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)の立ちあげ等に携わる。
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深野裕也
千葉大学大学院園芸学研究科 准教授
専門は生態学。人間活動と生物進化や生物多様性の関係を広範に研究している。日本生態学会宮地賞(2022年)、日本農学進歩賞(2024年)
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地球の未来と生物多様性 ウィーク
森とエネルギーとわたしたち
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2025年09月22日(月)
12:00~17:30
(開場 12:00)
- 会場外(Theme Weeks Connect)
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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