地球の未来と生物多様性 ウィーク
素材に関する強靭性:安全で持続可能な未来のためのイノベーション
欧州連合
素材は欧州経済にとって不可欠であり、これらの素材への持続可能なアクセスを確保することは、ネットゼロ目標の達成に不可欠です。しかしながら、欧州は主に第三国からの輸入に大きく依存しています。
経済のレジリエンスを強化するためには、この戦略的依存に伴うサプライチェーンリスクを軽減する必要があります。
対話プログラム
- サーキュラーエコノミー
同時通訳 | 未定 |
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発信言語 | 未定 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年09月23日(火)
13:00 ~ 14:30
(開場 12:45)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- 北欧館
プログラム内容
ノルディック・サーキュラー・ホットスポットとの共同開催となる本セッションでは、循環型経済における戦略的かつ重要な素材に焦点を当て、都市鉱山、重要原材料のリサイクル、モビリティとインフラ、製品パスポート、持続可能な鉱業といったトピックを取り上げます。 持続可能な鉱物生産における欧州のリーダーと日本のリーダーの間で議論を促進することを目的としています。自動車業界とエレクトロニクス業界の代表者によるプレゼンテーションとパネルディスカッションが行われ、モビリティとインフラにおける重要原材料の重要性に焦点を当てます。
実施レポート
【振り返り】
本セッションでは、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする社会への移行(ネットゼロ)に向け、重要原材料の供給リスクへの対応と循環型経済の実践を結びつける方法に焦点を当てました。
廃棄された電子機器や建材から再利用可能な資源を回収する都市鉱山(アーバンマイニング)、重要原材料のリサイクル、モビリティ・インフラのニーズ、製品パスポート、持続可能な採掘などのトピックが取り上げられ、自動車・電子機器分野の専門家による発表やパネルディスカッションを通じて議論されました。
戦略的依存への共通認識
ヨーロッパでは重要原材料の輸入依存度が高く、サプライチェーン上のリスクが存在することから、原材料の採掘段階から加工・流通、最終製品の製造までの各段階で対策を講じる必要があることが共有されました。
循環型経済の実務的手段
廃棄物から資源を回収する都市鉱山や重要原材料の選択的リサイクルが実践的な対応策として示されました。
また、製品パスポートなどのデータ管理により、回収した資源の品質と追跡可能性を確保することの重要性も確認されました。
分野別の重点
モビリティや電子機器分野では、設計・調達・回収スキームの見直しにより、電動化やデジタル化に必要な重要原材料の安定供給を確保することが必要です。
本セッションを通じて、都市鉱山・選択的リサイクル・製品データ管理・持続可能な採掘を組み合わせることで、リスク軽減と循環型実践を両立させる道筋が示されました。
これにより、重要原材料の安定供給と、ネットゼロ社会への移行に向けた具体的な対応策の方向性が明確になりました。
【会期後の取り組み】
本セッションでの議論を受け、重要原材料の供給安定性と循環型経済の実践を同時に進めるための実行プランが整理されました。
優先アクション
重要原材料の把握
主要部品ごとの原材料使用状況を棚卸しし、重要度や代替可能性に応じて優先順位を設定します。
都市鉱山・回収の試行
触媒や電子回路基板(PCB)、配線など、選択的に回収するパイロットを設計し、回収率やコストを検証します。
製品パスポートへの準備
トレーサビリティやリサイクル適性の確認に必要なデータ項目を定義し、サプライヤーやリサイクル業者とのデータ連携を試行します。
設計・調達の見直し
二次素材や代替素材の性能・法令適合性を確認する手順を整備し、設計・調達プロセスに反映します。
EU–日本の連携強化
モビリティ・電子機器分野の事業者と共同で、回収率や素材品質の評価を行い、協働体制を運用します。
重要原材料の使用状況の可視化、選択的回収パイロットの実施、製品データ基盤の整備、設計・調達の更新を組み合わせることで、重要原材料の安定確保と循環利用を両立する体制づくりへの具体的な一歩を踏み出すことができます。
出演者情報
モデレータ
キャスリン・バース
Natural State サーキュラー・エコノミー担当部長
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アイナー・クレッペ・ホルテ
Natural State 創業者・CEO
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登壇者
ニーナ・アーガード
北欧理事会・北欧評議会 広報部長
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シリアン・ローアン
欧州経済社会委員会(EESC)委員、欧州持続可能性政策委員会(ECESP)
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野田 由美子
日本経済団体連合会(経団連)副会長、 ヴェオリア・ジャパン代表取締役会長
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フリーク・ファン・エイク
Holland Circular Hotspot CEO
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Takahiro Iwaya
トヨタ自動車 持続可能性プロジェクトマネージャー
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アガタ・マイスナー
Generation Climate Europe 会長・創設者
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ダン・スウェジー
パナソニック グローバル調達本部 原材料・機械部品調達センター 銅カソード部門
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ヤネス・ポトチュニック
国際資源パネル(IRP)共同議長
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共催者名
ノルディック・サーキュラー・ホットスポット
地球の未来と生物多様性 ウィーク
素材に関する強靭性:安全で持続可能な未来のためのイノベーション
素材は欧州経済にとって不可欠であり、これらの素材への持続可能なアクセスを確保することは、ネットゼロ目標の達成に不可欠です。しかしながら、欧州は主に第三国からの輸入に大きく依存しています。
経済のレジリエンスを強化するためには、この戦略的依存に伴うサプライチェーンリスクを軽減する必要があります。
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2025年09月23日(火)
13:00~14:30
(開場 12:45)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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