未来のコミュニティとモビリティ ウィーク
航空交通の未来 航空旅行の持続可能性の向上
スイス連邦
次世代の航空交通システムと先進的エアモビリティの進展に焦点を当てたシンポジウムを開催します。
日本とスイスの思想的リーダーが一堂に会する本イベントでは、伊藤 恵理 教授(東京大学)、又吉 直樹 博士(JAXA)、ピーター・レンハート博士(ZHAW)をはじめとする第一線の専門家による基調講演を予定しています。
パネルディスカッション、ポスターセッション、そしてフライトシミュレーターによるライブデモを通して、次世代の運用、エコシステム設計、そしてヒューマンマシンインターフェースに関する議論が活発に展開されます。
これは、学界、産業界、そして行政が連携し、航空輸送とモビリティイノベーションの未来について議論できる、他に類を見ないプラットフォームです。
対話プログラム
- スマートシティ
同時通訳 | 未定 |
---|---|
発信言語 | 日本語及び英語 |
-
トラックプログラム
- 開催日時
-
-
2025年05月23日(金)
10:00 ~ 15:00
(開場 09:55)
-
- 開催場所
- 各パビリオン
- スイスパビリオン
プログラム内容
10:00 開会の挨拶
10:10 基調講演:伊藤恵理教授(東京大学)「未来の航空交通システムについて」
10:30 基調講演:「ReAMo - 先進的エアモビリティの実現」
10:50 パネルディスカッション#1「未来の航空輸送オペレーション」 登壇者:JAL Future Lab、成田空港 Future Vision Division、JAXA、宇宙港運営者
11:30 ポスターセッション#1
12:00 昼食
13:00 基調講演:ピーター・レンハルト博士(ZHAW) 「人間中心を維持するための将来型コックピット機器について」
13:20 「空のハイウェイ」アプリケーションの飛行シミュレーター実演(ピーター・レンハルト博士)
13:40 コーヒー/ティーブレイク
14:00 パネルディスカッション#2「未来のアビオニクス(航空電子機器)」 登壇者:JAL Future Lab、NABLA、NEC、JAXA
14:40 ポスターセッション#2(ポスターセッション#1と同内容)
15:00 終了
実施レポート
【振り返り】
2025年5月23日、大阪・関西万博の「未来のコミュニティとモビリティ」テーマウィークの一環として、スイスネックス・ジャパンとチューリッヒ応用科学大学(ZHAW)は、スイスパビリオンにて「未来の航空交通:次世代航空の共創」と題したイベントを共催しました。
JAXA、東京大学、ZHAW、日本航空など、スイスと日本の学術界、政府、産業界の専門家が一堂に会し、基調講演、パネルディスカッション、ポスターセッション、最先端のフライトシミュレーター体験を通じて航空の未来を多角的に探りました。
主なテーマは、航空交通管理における人間とAIの協働、環境持続性、軌道ベースの運航、そして自動化が進む中でのパイロットの役割の変化などでした。
東京大学の伊藤恵理教授は知能的な空域管理について、JAXAの又吉直樹氏は日本の先進的エアモビリティに関するロードマップについて講演しました。
ZHAWのペーター・レンハルト教授は、Apple Vision Proを用いた複合現実フライトシミュレーターによるコックピットの革新を実演し、参加者は次世代の飛行インターフェースを体験しました。
パネルでは、低高度と高高度の運用統合、オートメーション時代における安全性の確保、訓練プログラムの再設計などが議論されました。
ポスターセッションには、東北大学、慶應義塾大学、NECなどが参加し、航空技術に関する共同研究を発表しました。
本イベントは、ZHAWと日本の諸機関との連携を深めるためにスイスネックスが主導した2ヶ月にわたる取り組みの集大成でもあり、持続可能で安全、かつ人間中心の空の移動手段に向けた共通ビジョンが強調されました。
【会期後の取り組み】
2025年の大阪・関西万博において実施された「未来の航空交通」シンポジウムを契機に、スイスと日本の航空宇宙分野における連携が新たな段階へと進みつつあります。
シンポジウム後、チューリッヒ応用科学大学のペーター・レンハルト教授は、東京大学の航空モビリティ研究室に客員研究員として滞在し、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、慶應義塾大学、東北大学、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)などとの研究交流を深めました。
また、2025年4月から6月にかけて、スイスの科学技術連携機関スイスネックス・イン・ジャパンは、JALフューチャーラボ、NEC、NABLA Mobility、電子航法研究所(ENRI)、スペースポート大分などとの連携を支援し、産官学を横断したネットワーク強化に貢献しました。
こうした取り組みは、日本の航空交通システムの近代化を目指す国家戦略「CARATS 2040(協調による航空交通システムの刷新)」とも方向性を共有するものであり、持続可能性、新たなモビリティ、安全性、レジリエンスの向上を共通の目標としています。
今後は、次世代の航空技術と政策に関する協力をさらに進めるため、研究者の交流や共同プロジェクトの創出、国際的な対話の継続的な場づくりが計画されています。大阪・関西万博での出会いを礎として、スイスと日本のパートナーシップは、航空交通の未来に向けた協働を一層強化していく予定です。
出演者情報
登壇者
伊藤 恵理
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
View Profile
Close
close
又吉 直樹
JAXA 航空技術部門 航空利用拡大イノベーションハブ ハブ長
View Profile
Close
close
ピーター・レンハート 博士
航空センター・ヒューマンファクターズ・エンジニアリング部長
View Profile
Close
close
未来のコミュニティとモビリティ ウィーク
航空交通の未来 航空旅行の持続可能性の向上
次世代の航空交通システムと先進的エアモビリティの進展に焦点を当てたシンポジウムを開催します。
日本とスイスの思想的リーダーが一堂に会する本イベントでは、伊藤 恵理 教授(東京大学)、又吉 直樹 博士(JAXA)、ピーター・レンハート博士(ZHAW)をはじめとする第一線の専門家による基調講演を予定しています。
パネルディスカッション、ポスターセッション、そしてフライトシミュレーターによるライブデモを通して、次世代の運用、エコシステム設計、そしてヒューマンマシンインターフェースに関する議論が活発に展開されます。
これは、学界、産業界、そして行政が連携し、航空輸送とモビリティイノベーションの未来について議論できる、他に類を見ないプラットフォームです。
-
2025年05月23日(金)
10:00~15:00
(開場 09:55)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
OTHER PROGRAM
未来のコミュニティとモビリティ ウィーク その他のプログラム