EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)

「ちょうどいい」という感覚は、普段あまり気づかないものです。たとえば、部屋の温度や湿度に満足しているとき、私たちはそれに気づかずに快適に過ごしています。

私たちアズビルは、誰も気づかないほど心地よい「ちょうどいい」をオートメーション技術で実現しています。

2050年には、誰もがその人らしく生きられる「ワクワクする」未来を迎えたいと思っています。そのためには、少し先の未来を見据えつつ、今抱えている問題を解決する必要があります。わたしたちは、「人を中心としたオートメーション」の技術がその解決に役立つと信じています。

私たちのトークセッションでは、「未来のちょうどいい暮らし」をテーマに、専門家や素敵なゲストを迎えて話し合います。個々の人々にとってだけでなく、地球環境にとっても最適なバランスを保つ未来について、国際的な視点から議論します。人や地球にとっての「ちょうどいい」未来を一緒に描きましょう。

実施レポート

【振り返り】
本プログラムは、未来の“ちょうどいい暮らし”を考えることに焦点を当て、未来社会における持続可能性や技術とのバランスを探る貴重な機会となりました。さらに、大阪・関西万博の理念である”いのち輝く未来”とも共鳴した多様な視点を共有する場ともなりました。
まずは、フリッツ・フレンクラー氏(f/p design CEO、ミュンヘン工科大学 エメリタス・オブ・エクセレンス)による“ちょうどいい“の定義・提案、余語覚文氏(大阪大学レーザー科学研究所 副所長)によるエネルギー問題とレーザー核融合技術の最前線について講演、クラレンス・チュア氏(シンガポール経済開発庁(EDB)Senior Vice President)による人を中心とした視点からの政策の実例紹介が行われました。専門分野の異なる3名には多角的な視点から未来の“ちょうどいい暮らし“に向け知見を提供していただきました。さらに、モデレーターとして伊沢拓司氏(㈱QuizKnockCEO/ クイズプレーヤー)、MCとしてアズビル社員2名が加わり、未来の“ちょうどいい暮らし”についてのディスカッションが繰り広げられました。
ディスカッションでは、国としての政策やパートナーシップ、人や自然を含めた他者への敬意や謙虚さ、持続可能なエネルギーのバランスなど、多様なテーマが議論されました。特に、先端技術の活用の是非については議論が白熱。最終的には「“ちょうどいい”未来の実現には、先端技術が人間にとって単なる“都合のよい”使われ方をしてはならない」「長期的な視野を持つべきである」という、誰もが納得できる結論に至り、スタジオ観覧者からは盛大な拍手が長時間鳴りやみませんでした。また、聴講者からのアンケート結果からも、非常に高い満足度がうかがえます。
弊社は”人を中心としたオートメーション”により、人々の安心・快適・達成感、そして地球環境への貢献を理念としています。技術を基盤とした事業を展開する弊社として、「技術が人間にとって単なる“都合のよい”使われ方をしてはならない」という言葉の重みを改めて受け止めなければなりません。今回のテーマウィークをはじめ、今後もあらゆる人や地域、地球環境にとっての“ちょうどいい”を目指す活動を継続していくことが、私たちの使命であると強く認識する機会となりました。

【会期後の取り組み】
今回の発表を通じて得られた成果は、未来の”ちょうどいい暮らし”に向けた取り組みの第一歩であると捉えています。今回の大阪・関西万博への参画はまだ終わっていません。これからの万博会期中の参画も踏まえ、全社で今後の取り組みについて検討していきたいと考えています。
また、今回のテーマウィークでの発表をきっかけに、社内の若手社員の活動がこれまで以上に活発化しました。発表に携わったチームは、部門や年代にとらわれず多様なメンバーで構成されており、その成功体験が社内に広く共有されました。これは今後のプロジェクトにおける部門横断的な協力体制の良いモデルケースとなり、新たな価値やイノベーションを生み出す基盤となるはずです。
また、この発表を通じて、新入社員の中には若手メンバーの姿に憧れを抱く人も現れ、それに応える形で若手社員たちの中に「先輩」としての自覚や責任感が芽生えました。こうした一連の流れにより、社内全体のエンゲージメントやチームワークが大きく向上しています。
さらに、テーマウィークにおける他社とのコミュニケーションや相互観覧を通じて、企業の枠を超えた交流も始まりました。これにより、他社の取り組みやノウハウを学ぶ機会が増えただけでなく、今後に向けた持続的な関係づくりの基盤が築かれました。
今回の発表は、社内外のネットワーク強化と組織活性化の両面で大きな成果をもたらしました。”ちょうどいい”が”都合がいい”にならないように、長期的な視点で目標を捉え、今後も社内外の連携を深め、さらに組織としても成長しながら”未来のちょうどいい暮らし”を社会全体で実現するためにこれからも挑戦を続けてまいります。

出演者情報

モデレータ

伊沢 拓司

㈱QuizKnockCEO、クイズプレーヤー

私立開成中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。
中学時代より開成学園クイズ研究部に所属し開成高校時代には、
全国高等学校クイズ選手権史上初の個人2連覇を達成。林先生の教え子でもある、
東大卒知識モンスター。
2016年に、「楽しいから始まる学び」をコンセプトに立ち上げた
Webメディア『QuizKnock』で編集⻑を務め、
同YouTubeチャンネルの企画・出演を行う。
2019年には株式会社QuizKnockを設立しCEOに就任。
ワタナベエンターテインメント所属。

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登壇者

フリッツ・フレンクラー

f/p design CEO、ミュンヘン工科大学(TUM)エメリタス・オブ・エクセレンス

1983年 ブラウンシュヴァイク美術大学卒業
1984年 フロッグデザイン社(ドイツ/アメリカ)に勤務
1986年 フロッグデザイン・アジア社(東京)を設立
1992年 ヴィーゲ・ウィルクハーン社(ドイツ)CEOに就任
1999年 iF Product Design Award(ドイツ)の審査委員長に就任
1999年 ドイツ鉄道メディア社CEOとドイツ鉄道チーフデザイナーを兼務
2000年 f/p design社(ドイツ)を設立
2005年 ブラウンシュヴァイク美術大学名誉教授に就任
2006年 ミュンヘン工科大学工業デザイン学科長および修士課程大学院長に就任
2018年 iF Design Foundation(ドイツ)の理事に就任
2020年 ミュンヘン工科大学エメリタス・オブ・エクセレンスの称号授与
2021年 ベルリン芸術アカデミーの建築部門セクションディレクターに就任

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クラレンス・チュア

シンガポール経済開発庁(EDB)ビジネス環境部門 日本・韓国地域責任者

クラレンス・チュア氏は、シンガポール経済開発庁(EDB)のビジネス環境局を統括、インセンティブや貿易に関連する政策を担当。また、日本および韓国地域の責任者。東京大学経済学部にて学士号を取得した後、EDBの国際政策部門と電子機器部門で勤務。2008年から2013年まで、クラレンス氏は日本に拠点を置き、EDBの日本と韓国での業務を管理。シンガポールに帰国後、EDBの管理企画局担当局長に就任し、シンガポールの主要な経済開発機関としてのEDBの実績評価や計画進捗の管理に携わりました。2015年から2018年にプロフェッショナルサービス産業の育成を指導し、2018年から2019年にハブサービス戦略を担当、その後2019年から2020年にかけて戦略企画局を統括。2020年から2022年には、情報通信省の戦略企画局局長を務めた。

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余語 覚文

大阪大学レーザー科学研究所 副所長

1999年3月 京都大学工学部物理工学科修了
2001年3月 京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士前期課程修了
2005年3月 京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士後期課程修了 博士(工学)
2005年4月 日本原子力研究所関西光科学研究所
2014年3月 大阪大学レーザー科学研究所 准教授
2022年6月 大阪大学レーザー科学研究所 教授
2025年4月 大阪大学レーザー科学研究所 副所長

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未来のコミュニティとモビリティ ウィーク

トークセッション「オートメーションでつくる未来のちょうどいい暮らし」

2050年には、現代の私たちには想像もつかないような、人の快適と地球環境が調和する世界が広がっているかもしれません。

アズビルが考える「人を中心としたオートメーション」を通じて、スマートシティ、カーボンニュートラル、田園都市などのグローバルな未来について議論を深めます。素敵なゲストとともに、「未来の人々のちょうどいい暮らし」を思い描きましょう。ぜひご参加ください!

  • 20250516日(金)

    14:3016:00

    (開場 14:00)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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