EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

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2023年、サウジアラビア王国のクオリティ・オブ・ライフ・プログラムは、国連人間居住計画(UN-Habitat)と提携し、クオリティ・オブ・ライフ・イニシアチブを立ち上げました。このイニシアチブは、人間を中心とした世界的な関連性を持ち、地域ごとに適用可能な指標である「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)指標」を用いることで、政策立案者に地域社会の生活の質を向上させるための新たな知識を提供することを目的としています。このイニシアチブは、一般的な指標とは異なり、様々な国や都市のランキングや比較ではなく、情報に基づいた意思決定を可能にし、進捗状況を測定するために作られています。
人間の幸福は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために必要な重要な変革シフトの1つとして認識されており、「クオリティ・オブ・ライフ指標」は、都市部の地方政府が個人とコミュニティの豊かで充実した生活に向けた進歩を達成できるように支援することで貢献し、SDGsの地域化に貢献します。
この指標は、8つのSDG地域すべてを代表する世界中の専門家や利害関係者との幅広い協議を通じて共同で作成されたもので、2022年に国連が承認した都市監視フレームワーク(UMF)に沿っています。共同作成プロセスに貢献した貴重な主要利害関係者の1人が、イニシアチブの品質保証パネルにも参加しているスマートシティインスティテュートジャパンです。

実施レポート

【振り返り】
2025年大阪・関西万博のサウジアラビアパビリオンにおいて、クオリティ・オブ・ライフ・プログラム・センターは、「Human Centered Cities: Innovating for a Better Quality of Life」と題したハイレベルなパネルディスカッションを開催しました。
本セッションでは、以下のテーマについて国際的な視点から議論が行われ、都市における「生活の質」の向上に向けた多様なアプローチが共有されました:

・サウジ・ビジョン2030とクオリティ・オブ・ライフ・イニシアチブの紹介
国家戦略の一環として、文化、都市設計、観光、治安、スポーツなど多分野にわたる取り組みを通じ、国民の幸福度向上を目指す包括的なプログラムを紹介しました。

・UN-Habitatとの連携
「Quality of Life」イニシアチブの国際的枠組みと、都市の持続可能性・包摂性を評価する指標の意義について共有。客観的・主観的データを活用し、政策立案を支援する手法が紹介されました。

・日本との協力関係の強調
スマートシティ・インスティテュート・ジャパンとの連携により、人間中心の都市設計における知見を共有。日本の「Well-Being City指標」との整合性や相互補完性も議論されました。

・テクノロジーと幸福の関係性
技術は手段であり、最終的な目的は市民の幸福であるという認識のもと、AIやデジタルツインなどの活用が生活の質向上にどう貢献するかを検討しました。

・次世代育成と教育
科学技術教育への投資、特に女性のSTEM分野参画など、人材育成の取り組みも紹介され、持続可能な都市の未来像を支える基盤として注目されました。

本セッションは、サウジアラビアと日本、国際機関による知見が融合した意義深い対話の場となり、グローバルな視点から都市政策の可能性を広げる契機となりました。


【会期後の取り組み】
会期後も、サウジアラビアと日本は緊密に連携し、持続可能で人間中心の都市づくりを推進しています。特に「AI都市プラットフォーム+ウェルビーイング指標」の共同開発により、以下のような具体的な取り組みが進められています。

・科学的根拠に基づく政策立案支援
AIやデジタルツイン技術を活用し、都市設計やスマートシティ施策が市民の幸福度や生活の質に与える影響を可視化、シミュレートする仕組みを構築しています。これにより、政策決定に科学的な裏付けを与え、より効果的な都市運営を可能にしています。

・国際的ベストプラクティスの共有と適用
UN-Habitatやスマートシティ・インスティテュート・ジャパンと協力し、両国の知見を集約。持続可能な都市づくりのモデルケースを国際社会に発信し、他国・他地域への応用を目指しています。

・次世代人材の育成と多様性の促進
科学技術教育の充実と女性のSTEM分野参画支援を通じて、多様性と包摂性の高い社会づくりを支援。これにより、将来の都市政策や技術開発を支える人材基盤を強化しています。

・持続可能で人間中心の都市開発の促進
技術はあくまでも手段であり、市民の幸福と持続可能性を追求することを軸に、都市計画や政策の設計を行っています。環境負荷や社会的課題への配慮も重視し、バランスの取れた開発を進めています。

これらの取り組みを通じ、両国は単なる交流を超え、実践的な共同プロジェクトを推進しています。今後も引き続き国際協力を深化させ、より良い都市の未来を築くことが期待されています。

出演者情報

登壇者

南雲 岳彦

一般社団法人スマートシティ・インスティテュート 代表理事

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ノラ・アリュスフ

クオリティ・オブ・ライフ・プログ ラム 最高グローバルエンゲージメントオフィサー

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石垣 和子

国連ハビタット・アジア太平洋地域統括福岡本部 本部長

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未来のコミュニティとモビリティ ウィーク

人が主役の都市 より豊かな暮らしへ

クオリティ・オブ・ライフ・プログラムは、サウジビジョン2030イニシアチブの一環として、クオリティ・オブ・ライフ・イニシアチブにスポットライトをあてるパネルディスカッションをサウジアラビア館で開催します。このクオリティ・オブ・ライフ・イニシアチブは、そのユニークな性質上、王国だけでなく世界中の国や都市の目標達成を支援するグローバルな行動計画です。
このイベントでは、サウジアラビアと日本、およびそれぞれの組織であるクオリティ・オブ・ライフ・プログラムとスマートシティインスティテュートジャパンとのコラボレーションにも焦点を当てます。

  • 20250515日(木)

    11:0013:00

    (開場 10:30)

  • 各パビリオン
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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