未来のコミュニティとモビリティ ウィーク
未来の交通機関展
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
この展示会では、19世紀から20世紀にかけての英国の先駆的な交通技術を振り返るとともに、未来の交通イノベーションについても考察を深める機会を提供します。
展示会に先立ち、5月14日にはビジネス交流イベントが開催され(5月13日には一般の方もご覧いただけます)、5月15日午前10時からは、「交通の未来」シンポジウムが開催されます。
英国の未来の交通技術を支える主要なイノベーションとエンジニアリングについて、示唆に富む洞察と議論にぜひご参加ください。
映像記録有り
展示
- 自動運転
- MaaS
- 安全で利用しやすい交通機関
同時通訳 | 未定 |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年05月13日(火)
2025年05月18日(日)
10:00 ~ 21:00
(開場 09:00)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- IHGホスピタリティ・スイート(英国パビリオン)
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
見て、触れて、聴いてください!
《クロニクル・オブ・モーション》
英国の交通史における重要な瞬間を振り返る。
《未来への航海》
・世界をリードする英国の産業とエンジニアリングの進歩とウインド・アシスト技術の革新をご覧ください。インタラクティブな折り紙ステーションで創造力を発揮しよう。
《ドライバーレス: 誰が運転しているのか?(科学博物館グループ主催))
・陸上と水上の自律走行技術の世界に飛び込んでみよう。
《飛行の未来展》
・航空の未来に対する英国のビジョンをチェックし、先進的な航空モビリティを英国のモビリティ・エコシステムにどのように統合しているかを学び、世界をリードする英国の能力をご覧ください。
《イノベーション・ハブ》
・ハブでは、交通研究革新助成金(Transport Research and Innovation Grants:TRIG)の卒業生による最先端プロジェクトに関する一連のビデオを紹介し、研究開発資金がどのように画期的なアイデアを実現し、交通の未来を形作るのに役立っているかを紹介します。
テラスでは、以下をご覧いただけます:
国立鉄道博物館と鉄道写真協会が主催する「ヤング・レイルウェイ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の若い参加者の創造性と才能を紹介します。
2025年は近代鉄道誕生 200周年の記念すべき年です。近代鉄道の誕生で、英国と世界は永遠に変わりました。Railway 200は、鉄道の過去、現在、そして未来を讃えます。
この記念行事は、次世代の鉄道専門家を鼓舞し、若者たちが鉄道のエキサイティングで、デジタルで、環境に優しい未来のキャリアを選択することを奨励することを目的としています。
実施レポート
【振り返り】
「未来の交通機関展」では、英国の歴史的な交通技術の功績と、現在進行中の革新技術について広く紹介されました。特に5月15日に開催された「未来の交通」シンポジウムは、政策、産業、学術の各分野を代表する専門家が登壇し、多様な視点から未来のモビリティについて議論する貴重な機会となりました。
英国運輸省のサラ・シャープレス教授は、AIや自動運転、量子技術といった先端技術が、交通の持続可能性と安全性を大きく変える可能性について語りました。
また、アストンマーティンのマレク・ライヒマン氏は、ラグジュアリーカーにおけるドライバー体験の質の向上とその技術的波及効果を示し、ブロンプトン社のマーク・スメドレー氏は、都市空間におけるマイクロモビリティの重要性を強調しました。
特筆すべきは、技術の進歩だけでなく「旅の喜び」や「人間中心のデザイン」といった利用者体験の質に重点が置かれた点です。これは、日本の統合交通システムが重視する「エンドツーエンドの旅の質」とも共通し、国際的な知見の共有と相互学習の意義が改めて浮き彫りになりました。
一方で、交通に関する国際的な課題や規制の違いを越えて協調を進めるには、さらに市民との対話や分かりやすい情報発信が必要であるとも感じました。今後の発展に向けて、一般の来場者の声を取り入れた展示・議論の場づくりも一層求められると考えます。
【会期後の取り組み】
本プログラムで得られた知見と議論は、今後の交通政策や研究・産業分野の国際連携に向けた貴重な資源となります。
特に、英国において2024年に成立した「Automated Vehicles Act」に関する紹介は、自動運転技術の社会実装に向けた法制度のあり方を他国が学ぶ上でも非常に有益でした。今後は、同法を含む英国の先進的な取り組みをテーマにした政策対話やスタートアップ支援の機会を広げることが期待されます。
また、交通技術のイノベーションを進めるには、工学やAIに加え、人間工学、行動科学、都市設計といった分野横断的な視点が不可欠であるとの認識が深まりました。これを受け、今後は大学・研究機関との連携を強化し、次世代のモビリティ人材育成プログラムの検討が進められています。
英国は今後も、科学技術と創造性を融合した人間中心の交通システムの構築をめざし、国際的な協力や知見の共有を通じて、持続可能で多様性に富んだ未来の交通社会を実現していきます。展示を通じて紹介された具体的な事例やビジョンは、万博会期後も多くの国・地域と議論を重ねるための基盤となるでしょう。
さらに、日本との協力の可能性も今後の焦点の一つです。両国の強みを生かした共同研究や政策連携を通じて、より安全で快適なモビリティの未来像を共に描いていけるよう、関係機関や専門家ネットワークを活用しながら交流の継続をはかってまいります。
出演者情報
登壇者
サラ・シャープレス
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)運輸省主席科学顧問
英国運輸省のチーフ・サイエンティフィック・アドバイザー。ノッティンガム大学工学部のヒューマンファクター教授であり、交通、製造、ヘルスケア分野の研究を主導してきた。 2024年には英国王立工学アカデミーのフェローに選出された。
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マレク・ライヒマン
アストンマーティン 取締役副社長 兼 チーフ・クリエイティブ・オフィサー
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マーク・スメドレー
ブロンプトン・バイシクル アジア太平洋地区マネージング・ディレクター
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未来のコミュニティとモビリティ ウィーク
未来の交通機関展
この展示会では、19世紀から20世紀にかけての英国の先駆的な交通技術を振り返るとともに、未来の交通イノベーションについても考察を深める機会を提供します。
展示会に先立ち、5月14日にはビジネス交流イベントが開催され(5月13日には一般の方もご覧いただけます)、5月15日午前10時からは、「交通の未来」シンポジウムが開催されます。
英国の未来の交通技術を支える主要なイノベーションとエンジニアリングについて、示唆に富む洞察と議論にぜひご参加ください。
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2025年05月13日(火)
10:00~21:00
(開場 09:00)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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