未来のコミュニティとモビリティ ウィーク
スマートシティ・ソリューション :リトアニアと世界のパートナーとのコラボレーションの架け橋に
リトアニア共和国
このイベントは、スマートシティ・イノベーションでの国際協力、特にリトアニアと日本の協力促進を目的としています。基調講演ではスマートシティの現状、連携や成功事例を紹介します。最初の討論では再生可能エネルギー(太陽光、風力)やスマートグリッド(次世代電力網)などを議論します。もう1つは不動産テック、eモビリティ、交通管理、サイバーセキュリティについて検討します。議論後にピッチセッションを予定しています。
映像記録有り
対話プログラム
- スマートシティ
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年05月15日(木)
10:00 ~ 12:30
(開場 09:30)
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- 開催場所
- テーマウィークスタジオ
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
スマートシティにおける持続可能な都市開発と再生可能エネルギー統合の未来に特化した、エキサイティングで将来を見据えたイベントにぜひご参加ください。リトアニアのイノベーションや政策、グリーンテクノロジーにおける第一人者が一堂に会する、Innovation Agency Lithuania主催のイベントです。
リトアニア共和国経済・イノベーション大臣のルーカス・サヴィカス氏による歓迎の挨拶に始まり、パワフルな基調講演が続きます。リトアニア、日本、そして世界各国の専門家が、最も環境に配慮した都市を目指すヴィリニュスのビジョンや、欧州の気候ニュートラル都市100選に選ばれたタウラゲ市の歩み、名古屋市の脱炭素都市づくりの取り組みなど、変革に向けた都市の取り組みを紹介します。
パネルディスカッションでは、太陽光発電、ガス事業、革新的なグリーン・スタートアップ企業のリーダーを招き、再生可能エネルギーがスマートシティの動きをどのように促進しているかを探ります。
リトアニアの再生可能エネルギーおよびスマートシティ企業が最先端のソリューションを紹介するダイナミックなピッチセッションもお楽しみいただけます。
実施レポート
【振り返り】
このプログラムでは、リトアニアが持続可能な都市開発に向けたビジョンを、イノベーション、国際協力、市民中心のアプローチを通じて発表しました。本プログラムは、地方自治体、企業、イノベーション機関など、さまざまな関係者による協働の重要性を強調し、持続可能で強靭な都市環境づくりを目指すものです。
リトアニア経済・イノベーション大臣のルーカス氏は、基調講演の中で、スマートシティの発展が現代の都市課題への対応においていかに重要な役割を果たすかを強調しました。IoT、データ分析、再生可能エネルギーといったテクノロジーによって、スマートシティはもはや未来の夢ではなく、すでに現実のものとなっています。リトアニアは、こうした技術を通じて、単なるインフラ整備にとどまらず、人々の暮らしを向上させ、持続可能で活力あるコミュニティづくりを推進しています。
ルーカス氏は、公共セクターのイノベーションを支援する「GFTラボ」をはじめとするリトアニアの取り組みを紹介しました。このラボは、自治体による先進技術の導入を促進し、スマートな公共サービスの実現を支援しています。すでに、エネルギー効率の高いスマート信号や街路灯など、さまざまなプロジェクトが実現しています。
さらに、ヴィリニュス市をはじめとするリトアニアの都市では、市民参加型プラットフォーム、地理空間マッピング、都市保守管理システム、公共交通最適化ツールなどが活用されており、スマートシティ分野での先進的な実績が示されました。
このプログラムでは、公共調達がイノベーションの推進力になることも強調され、技術革新と持続可能性を重視した調達の重要性が示されました。
リトアニアは、バルト海地域の中心に位置する欧州におけるスマートシティのリーダーとして、技術、行政、市民参加の融合を通じて、世界規模での協働と持続可能な都市開発をけん引する意欲を明らかにしました。
【会期後の取り組み】
EXPO 2025を契機に、リトアニアはスマートシティの推進に向け、以下のような戦略的行動を実施していきます。
1. 国際パートナーシップの強化
万博を通じて築かれた日本やバルト海地域のパートナーとの関係をさらに深め、共同スマートシティ・プロジェクト、イノベーション交流プログラム、投資・技術移転などを推進します。
2. GFTラボと公共部門イノベーションの拡充
より多くの自治体がスマートソリューションを導入できるよう支援し、公務員へのデジタルツール・データ活用の研修を進め、地域のデジタル変革を促します。
3. 実績あるスマートシティ技術の拡大
ヴィリニュスで成功したスマート交通、街路灯、都市メンテナンス、市民参加型プラットフォームなどの技術を、他の都市や地方にも展開し、スケーラブルなモデルを構築します。
4. イノベーション重視の公共調達の推進
持続可能性や技術革新を優先する調達枠組みを整備し、国際ネットワークを通じて他国とベストプラクティスを共有します。
5. リトアニアのスマートシティ・イノベーション拠点化
万博での存在感を活かし、リトアニアをEUにおけるスマートシティの実証実験場、国際カンファレンス・研究連携・スタートアップ支援の拠点として位置付けます。
6. 持続可能性と市民中心アプローチの深化
再生可能エネルギーやグリーンモビリティ、市民参加型プラットフォーム、誰もが恩恵を受けられるデジタル包摂を基盤に、未来志向のコミュニティづくりを推進します。
結論
リトアニアはEXPO 2025を出発点として、イノベーションの展示から実装・輸出へと歩みを進め、持続可能な都市開発の分野で積極的かつ協働的なリーダーシップを発揮していく方針です。本プログラムは、その長期的なコミットメントに向けた重要な一歩となりました。
出演者情報
モデレータ
アンドリウス・カラジン
リトアニア全国ソーラーパネル事業者協会 会長
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登壇者
ルーカス・サヴィカス
リトアニア共和国経済・イノベーション大臣
リトアニア共和国政務院議員。未来委員会副委員長、経済委員会、国家進歩審議会委員などを歴任。それ以前は、リトアニア政府内で指導的立場にあり、政府第一副首相として戦略的なEU政策の実施を調整し、国家進歩計画に取り組んだ。また、リトアニア投資協会やリトアニア投資家フォーラムにおいて、首相補佐官として経済成長の促進に貢献しました。
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アヌ・エスラス
イグニティス・グループ 欧州・バルト地域担当責任者
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ユリウス・サカウスカス
ソリ・テック社CEO
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オステ・プランクテ
スチュアート・エナジー社CEO
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インデレ・ウバルタイテ
イン・バランス・グリッド社 最高業務責任者
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共催者名
リトアニアイノベーション庁
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スマートシティ・ソリューション :リトアニアと世界のパートナーとのコラボレーションの架け橋に
このイベントは、スマートシティ・イノベーションでの国際協力、特にリトアニアと日本の協力促進を目的としています。基調講演ではスマートシティの現状、連携や成功事例を紹介します。最初の討論では再生可能エネルギー(太陽光、風力)やスマートグリッド(次世代電力網)などを議論します。もう1つは不動産テック、eモビリティ、交通管理、サイバーセキュリティについて検討します。議論後にピッチセッションを予定しています。
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2025年05月15日(木)
10:00~12:30
(開場 09:30)
- テーマウィークスタジオ
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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