未来への文化共創 ウィーク
21世紀の文化 「いのちを考える会」
「AI時代になぜ人文知が必要なのか 〜生きるとは何か〜」
大阪・関西万博テーマ事業 いのちを高める(中島プロデューサー)
AI時代になぜ人文知が必要なのでしょうか?
21世紀の文化、「いのちを考える会」として2セッションを開催。
2つ目は「AI時代になぜ人文知が必要なのか」:博物館などの場の未来や郷土文化・芸能の価値を通じ、AI時代の人文知の重要性を考えます。
映像記録有り
対話プログラム
- AI時代になぜ人文知が必要なのか
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年04月26日(土)
13:40 ~ 14:55
(開場 11:30)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- ウーマンズパビリオン「WA」スペース
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
21世紀の文化:「いのちを考える会」として2セッションを開催。
1つ目は「万博は今、どうあるべきか?」:多様な国や組織と共に、万博を通じた文化の協奏の可能性を探る。2つ目は「AI時代になぜ人文知が必要なのか」:博物館などの場の未来や郷土文化・芸能の価値を通じ、AI時代の人文知の重要性を考えます。
実施レポート
【振り返り】
本セッション「AI時代になぜ人文知が必要なのか」では、大原美術館名誉館長・大原謙一郎氏、2025年大阪・関西万博副会長、理事、シニアアドバイザーのウスビ・サコ氏、2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー・𠮷田憲司氏、人間文化研究機構長・木部暢子氏の4名が登壇し、モデレーター中島さち子氏の進行で議論が行われました。人文知を「人間についての基礎知識」と捉え、多文化理解や文化芸術の素養、批判的思考、対面による対話の重要性が強調されました。サコ氏は、問いを立てる力がAI時代における人文知の核であり、万博をダイアログが生まれる場として若者に「ショックと変容の経験」を与えることの重要性を語りました。𠮷田氏は、異界を可視化する仮面文化の事例を通じ、AIは答えを導く装置である一方、人間は問いを立て未知を形にする能力を持つと述べました。木部氏は、危機言語や方言の保存活動を例に、人文学の価値が失われつつある現状を指摘し、人文知を日常に根付かせる取り組みを紹介しました。全体を通じて、テクノロジーの進展に伴う効率化や利便性の中でも、人間固有の文化的・批判的・創造的能力を育む必要性が浮き彫りになりました。
【会期後の取り組み】
会期後は、本セッションで共有された「人文知の価値」を社会や教育の場で継続的に発信し、具体的な活動につなげることが重要だと考えています。
ひとつは、登壇者が提起した「問いを立てる力」の育成を目的とした教育プログラムやワークショップを学校・地域・オンラインで展開し、多様な世代が参加できる機会を設けるべきあるということ。
次に、大原美術館や国立民族学博物館、人間文化研究機構などの文化機関と連携し、多文化理解や異界の視点を体感できる展示・イベントを巡回型で実施することで、都市部と地方の文化格差を縮小すること。
第三に、危機言語や方言保存のような文化資源保全活動を、多言語・映像・デジタルアーカイブとして公開し、国際的な文化交流や共同研究の基盤を広げること。
今後、万博で生まれたネットワークを活用し、異なる国や地域の若者が共通のテーマで議論するオンライン・国際対話プログラムを継続することで、AI時代においても人間的創造力を発揮できる人材を育成できると考えています。
また、これらの取り組みにより、万博の理念「いのち輝く未来社会のデザイン」が、会期後も文化・教育・社会活動の中で息づき続けることを期待しています。
出演者情報
モデレータ
中島 さち子
テーマ事業「いのちを高める」(2025年日本国際博覧会協会)
音楽家・数学研究者・STEAM 教育者。
(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表理事、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。国際数学オリンピック金メダリスト。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。
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登壇者
大原 謙一郎
公益財団法人大原芸術財団 大原美術館 名誉館長
1940年神戸市に生まれ、倉敷・京都で育つ。東京大学卒、イエール大学大学院博士課程
単位取得退学。㈱クラレ副社長、㈱中国銀行副頭取歴任。
(一社)人文知応援フォーラム代表理事・会長として21世紀の社会の安定に大きな役割を果
たす「人文知」の重要性を説き、普及に努めている。
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ウスビ・サコ
2025年日本国際博覧会 副会長・理事・シニアアドバイザー
マリ共和国生まれ。専門は空間人類学。「京都の町家再生」「コミュニティ再生」など社会と建築の関係性を様々な角度から調査研究し、京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年~2022年同大学学長に就任を経て現職。暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。
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𠮷田 憲司
2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー
前国立民族学博物館長。文化人類学と博物館人類学が専門。ザンビアを中心に、南アフリカの表象文化と文化遺産に関するフィールドワークを行う。また、美術館や文化博物館をネットワーク化して、芸術と文化に関するさまざまな展覧会を企画。主な著書に『文化の発見』(1999年)ほか多数。
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木部 暢子
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 機構長
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21世紀の文化 「いのちを考える会」
「AI時代になぜ人文知が必要なのか 〜生きるとは何か〜」
AI時代になぜ人文知が必要なのでしょうか?
21世紀の文化、「いのちを考える会」として2セッションを開催。
2つ目は「AI時代になぜ人文知が必要なのか」:博物館などの場の未来や郷土文化・芸能の価値を通じ、AI時代の人文知の重要性を考えます。
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2025年04月26日(土)
13:40~14:55
(開場 11:30)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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