未来への文化共創 ウィーク
「地球市民」が実現する持続可能な社会の提言―総括セッション
イベント学会
イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、愛・地球博のレガシーである「地球市民」の参加と連携に基づく3つのTEAM EXPO 2025 共創チャレンジを推進しました。
本プログラムでは、同日に開催する3つのチャレンジの成果発表を総括し、「地球市民」の参加と連携によって実現される持続可能な社会を展望します。
※開場と開演は同時刻ですので、開場時間までにお越しください。
映像記録有り
対話プログラム
- 歴史遺産
- 地域活性化
- その他
- 地球市民
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年05月06日(火)
19:45 ~ 20:15
(開場 19:45)
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- 開催場所
- テーマウィークスタジオ
プログラム内容
イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、「地球市民」の参加と連携に基づく3つのTEAM EXPO 2025 共創チャレンジを推進しました。
私たちが推進した共創チャレンジはいずれも、大阪・関西万博の目標であるSDGsの達成に貢献するものであり、愛・地球博で実現された「市民参加」という重要なコンセプトを継承しています。
本プログラムでは、同日に開催する3つのチャレンジの成果発表を総括し、「地球市民」の参加と連携によって実現される持続可能な社会を展望します。
実施レポート
【振り返り】
イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」に「共創パートナー」として参加するとともに、愛・地球博のレガシーである「地球市民」の参加と連携に基づく3つの「共創チャレンジ」を推進しました。
「地球市民」が実現する持続可能な社会の提言は、これら共創チャレンジの成果を集約、発信するものであり、「総括セッション」では、3つの共創チャレンジに通底するテーマである「地球市民」という理念を改めて紹介するとともに、各共創チャレンジにおいて、その理念がどのように生かされたのかを振り返りました。
世界自然遺産5地域会議については、世界自然遺産を有する国内5地域の連携が実現されたこと自体が大きな成果といえます。自然遺産の保全と日常の暮らし、観光を持続可能な形で共存させていくための5地域それぞれの活動を共有することに大きな意義があることは今回発表でも改めて確認されました。さらには自然遺産との共生に関する日本の思想、取り組みを世界に発信することの重要性も指摘されており、今後の国際的な提言活動にも期待が持てる発表となりました。
いのちをつなぐ水と流域・地球市民対話では、2022年度の名古屋、2023年度の大阪、2024年度の東京と、徐々に規模を拡大しながら継続的にフォーラムを実施するなかで、数多くのNGO/NPO、大学、団体などがポスターセッション等に参加しており、今回の発表では国外のゲストを招いたハイレベルパネルが実現されました。新たな学際研究として、また持続可能な地域づくりに向けた実践活動のテーマとして、「水と流域」は大きな発展可能を有していることが確認されました。
関西・歴史文化首都フォーラム(関西・歴史文化首都パワー発信プロジェクト)は、イベント学会初代会長である木村尚三郎氏が提唱されていた「ふりかえれば未来」という理念の実践であり、二府四県すべてに世界遺産を有するという、関西の特色を生かしたプロジェクトでした。体験型観光動画に登場した幾多の地球市民が、これからも歴史を大切にしながら、新たな価値を創造していくことに期待が持てる発表となりました。
【会期後の取組み】
個別チャレンジの総括に加え、本セッションでは「ソーシャル・エンパワーメント・イニシアチブ」というキーワードが提起されました。
愛・地球博では、国や国際機関、企業に続く第三のエンジンとしての「地球市民」の存在を明確に定義し、市民による主体的な万博への参加を実現したことで、BIEから高い評価を受けました。愛・地球博が実現した市民参加の理念は、その後の万博でも継承されています。
これからの社会においても国や国際機関、企業が欠かすことのできないプレイヤーであり続けることに疑いの余地はないです。そこに「地球市民」が加わり、それぞれのプレイヤーが力を発揮しあうことで、イベントはまさに、新たな時代を創るエンジンであり続けることでしょう。
イベント学会としては、3つの共創チャレンジのさらなる発展を後押しすると同時に、2027年に開催されるセルビア万博や横浜国際園芸博覧会において、地球市民の理念が継承され、イベントを通した個人および社会の行動変容が促進されることを期待し、そのための研究活動、政策提言活動を引き続き推進していきたいです。
出演者情報
モデレータ
守屋慎一郎
イベント学会
1995年、東京学芸大学卒業。CI、企業広報のプランニングを経て、スパイラルに勤務。現代アートを軸に、展覧会、国際博覧会、アートフェスティバル、美術館等文化施設の企画プロデュースに携わる。2021年、合同会社企画室設立。イベント学会副事務局長。
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登壇者
中村利雄
イベント学会
1970年、名古屋大学卒業後、通商産業省入省。貿易局長、中小企業庁長官を経て、2003年から財団法人2005年日本国際博覧会協会副事務総長、翌年に事務総長を務める。2007年、日本商工会議所・東京商工会議所専務理事。2019年、イベント学会第3代会長に就任。
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田中俊徳
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構
京都大学大学院修了(博士/地球環境学)。ユネスコ本部世界遺産センター及びユネスコ日本政府代表部にて在外研究。北海道大学大学院法学研究科特任助教、東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授等を経て、2021年より現職。専門は、環境政策・ガバナンス論。
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古澤礼太
イベント学会
2007年、名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座博士後期課程単位取得中退。中部大学中部高等学術研究所・国際ESDセンター長・教授。中部ESD拠点の事務局長を務める。専門は文化人類学(アフリカ都市文化研究)/ESD。イベント学会理事。
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福井昌平
イベント学会
電気通信大学中退。国鉄民営化計画のJRネーミング、全日空機体デザインをはじめ、多数の企業CIに参画し、企業、都市、行政のコミュニケーション計画の重要性を提唱。愛・地球博チーフプロデューサー。ミラノ万博日本館総合プロデューサー。イベント学会副会長。
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川本勇
イベント学会
メディア制作会社㈱ユーストン・㈱ユーロック代表。大阪市立大学卒業後、演出家・プロデューサーとして「4時ですよ~だ」「神戸コレクション」など数々の番組・イベントを制作。現在、滋賀県立大学客員教授、同志社大学「メディアによる地方創生実践論」開講中。
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共催者名
一般財団法人地球産業文化研究所
「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会
「いのちをつなぐ水と流域・地球市民対話プロジェクト」推進委員会
世界自然遺産5地域会議(代表:屋久島環境文化財団理事長)
未来への文化共創 ウィーク
「地球市民」が実現する持続可能な社会の提言―総括セッション
イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、愛・地球博のレガシーである「地球市民」の参加と連携に基づく3つのTEAM EXPO 2025 共創チャレンジを推進しました。
本プログラムでは、同日に開催する3つのチャレンジの成果発表を総括し、「地球市民」の参加と連携によって実現される持続可能な社会を展望します。
※開場と開演は同時刻ですので、開場時間までにお越しください。
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2025年05月06日(火)
19:45~20:15
(開場 19:45)
- テーマウィークスタジオ
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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