EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

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イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、「地球市民」の参加と連携に基づく3つのTEAM EXPO 2025 共創チャレンジを推進しました。
私たちが推進した共創チャレンジはいずれも、大阪・関西万博の目標であるSDGsの達成に貢献するものであり、愛・地球博で実現された「市民参加」という重要なコンセプトを継承しています。
本プログラムでは、「自然と社会の共生と未来に残すべき人類の遺産」をテーマに、世界自然遺産を有する日本国内5地域の連携で進められてきた対話の成果を発表します。

実施レポート

【振り返り】
イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」に「共創パートナー」として参加するとともに、愛・地球博のレガシーである「地球市民」の参加と連携に基づく3つの「共創チャレンジ」を推進しました。
「地球市民」が実現する持続可能な社会の提言は、これら共創チャレンジの成果を集約、発信するものであり、「総括セッション」では、3つの共創チャレンジに通底するテーマである「地球市民」という理念を改めて紹介するとともに、各共創チャレンジにおいて、その理念がどのように生かされたのかを振り返りました。
世界自然遺産5地域会議については、世界自然遺産を有する国内5地域の連携が実現されたこと自体が大きな成果といえます。自然遺産の保全と日常の暮らし、観光を持続可能な形で共存させていくための5地域それぞれの活動を共有することに大きな意義があることは今回発表でも改めて確認されました。さらには自然遺産との共生に関する日本の思想、取り組みを世界に発信することの重要性も指摘されており、今後の国際的な提言活動にも期待が持てる発表となりました。

【会期後の取組み】
個別チャレンジの総括に加え、本セッションでは「ソーシャル・エンパワーメント・イニシアチブ」というキーワードが提起されました。
愛・地球博では、国や国際機関、企業に続く第三のエンジンとしての「地球市民」の存在を明確に定義し、市民による主体的な万博への参加を実現したことで、BIEから高い評価を受けました。愛・地球博が実現した市民参加の理念は、その後の万博でも継承されています。
これからの社会においても国や国際機関、企業が欠かすことのできないプレイヤーであり続けることに疑いの余地はないです。そこに「地球市民」が加わり、それぞれのプレイヤーが力を発揮しあうことで、イベントはまさに、新たな時代を創るエンジンであり続けることでしょう。
イベント学会としては、3つの共創チャレンジのさらなる発展を後押しすると同時に、2027年に開催されるセルビア万博や横浜国際園芸博覧会において、地球市民の理念が継承され、イベントを通した個人および社会の行動変容が促進されることを期待し、そのための研究活動、政策提言活動を引き続き推進していきたいです。

出演者情報

モデレータ

田中 俊徳

九州大学アジア・オセアニア研究教育機構准教授

環境政策・ガバナンス論。京都大学博士、元ユネスコ本部世界遺産センター研修員。国立公園や世界遺産、ユネスコエコパーク等の保全管理政策を対象に、21世紀型の自然保護地域のあり方について、ガバナンス論(法制度、行政、組織)の立場から研究。

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登壇者

山本 幸

公益財団法人知床財団事業部長

神奈川県横浜市出身。大学時代のサークルで初めて知床を訪れ、以来通うようになる。卒業後は、東京の会社勤めののち、退職して知床へ。2010年から知床財団に入職し、環境教育などの普及対策や広報事業、公園管理、収益事業などを担当してきた。現在は、外部パートナーの拡充に向けて渉外業務も担当している。

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徳岡 春美

一般財団法人西表財団事務局長

静岡県出身。2003年に西表島に移住。NPO法人西表島エコツーリズム協会事務局長を経て、2022年の一般財団法人西表財団設立時に同財団事務局長に就任。西表島の自然環境保全、文化継承、エコツーリズム推進に取り組み、「竹富町観光案内人条例」「西表島エコツーリズム推進全体構想」などの制度設計にも携わる。

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洲上 奈央子

ダイキン工業株式会社CSR推進部

2003年ダイキン工業株式会社入社。2011 年よりCSR・地球環境センターに在籍し、サステナビリティに関する社内外コミュニケーション全般を担当。特に生物多様性保全事業に情熱を注いでおり、「森は地球のエアコン」のキャッチフレーズで世界7カ所の森林保全プロジェクトを推進中。

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中山 洋彦

日本航空株式会社鹿児島支店長

1993年日本航空入社、2024年より鹿児島支店長を務める。世界自然遺産推進共同体代表。共同体は、奄美大島、徳之島の世界遺産登録への貢献を目的に発足。遺産登録後は、保全と活用のため、ロードキル対策や質の高い観光保持などに取り組む。奄美群島の観光関連の企業・団体を中心に71社が加入(2025年3月)。

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斎藤 栄作美

秋田白神ガイド協会会長

1949 年藤里町粕毛生まれ。マタギの祖父と杣夫の父の元で育つ。中学卒業後、北海道、岩手、宮城県で林業に従事。20 代で帰郷し、89年からはガイドを開始。初代白神山地世界遺産センター藤里館自然アドバイザー。ガイドやメディアを通じて、白神の森の価値と共生の実体験を伝えている。

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渋谷 正昭

小笠原村長

1982年に筑波大学大学院を修了。1983年に小笠原村入庁。2004年から15年まで小笠原村の総務課長、産業観光課長を務め、2015年9月から副村長、2021年9月から現職。エコツーリズムの先駆けとなるホエールウォッチング協会をはじめ、エコツーリズム協議会、村観光局の設立に尽力。

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則久 雅司

九州地方環境事務所所長

1992年、自然系技官(レンジャー)として環境庁入庁。国立公園、外来生物対策、生物多様性戦略、動物愛護管理等を担当。釧路自然環境事務所次長、鹿児島県自然保護課長、環境省自然環境計画課長等を歴任し、各地の世界自然遺産の保全管理に携わる。2024年7月より現職。

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共催者名

一般財団法人地球産業文化研究所

「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会

「いのちをつなぐ水と流域・地球市民対話プロジェクト」推進委員会

世界自然遺産5地域会議(代表:屋久島環境文化財団理事長)

未来への文化共創 ウィーク

「地球市民」が実現する持続可能な社会の提言-世界自然遺産5地域会議

イベントの意義、手法、効果を探求するイベント学会では、愛・地球博を継承する一般財団法人地球産業文化研究所と連携し、愛・地球博のレガシーである「地球市民」の参加と連携に基づく3つのTEAM EXPO 2025 共創チャレンジを推進しました。
本プログラムでは、「自然と社会の共生と未来に残すべき人類の遺産」をテーマに、世界自然遺産を有する日本国内5地域の連携で進められてきた対話の成果を発表します。

  • 20250506日(火)

    10:3012:30

    (開場 10:00)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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