EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)


ライフスタイルの本質を「自己表現と他者理解」「生活を取り巻くデザイン」と捉えたとき、その対象はファッションからスマートフォンアプリに至るまで多岐に渡ります。デジタルテクノロジーの進化と環境の変化が進む中で、「変わるもの」と「変わらないもの」は何か――。独創的な発想で世界をリードするファッションデザイナー、日本の着物をアップサイクルする起業家、研究開発を横断的に手がけるクリエイティブプロデューサー、UXに特化したスマートフォンアプリのデザイナーなど、さまざまな分野のクリエイターを招き、未来の「ライフスタイル」をどのようにデザインできるのかを共に探っていきます。

実施レポート

【振り返り】
本プログラム「新たな伝統を生み出すデザインの力:ライフスタイルの未来をつくる」では、急速に変化する社会環境と技術革新の中で、どのように未来のライフスタイルをデザインしていくか、またその過程で伝統文化はどのように再構築されていくのかについて、多様な分野のクリエイターと共に議論が交わされました。

登壇者には、ファッションデザイナー、着物のアップサイクル起業家、UXデザイナー、クリエイティブプロデューサーなどが招かれ、それぞれの視点から「変わるもの」と「変わらないもの」、そして「伝統と革新の融合」について語られました。ファッションやアプリケーションデザインといった一見異なる領域も、根底には「自己表現と他者理解」「暮らしを豊かにする仕組みづくり」といった共通する問いがあることが明らかになりました。

特に印象的だったのは、伝統的な価値や工芸を、現代の課題意識やライフスタイルと結びつける実践です。たとえば、着物の再解釈やアップサイクルによる「織りなおし」の手法、または、地域文化や歴史を尊重しながら新たな使い方を提案するプロジェクトなどが紹介されました。これらの実践は、単なるノスタルジアではなく、未来志向の伝統文化創出に向けたリアルなアプローチとして高く評価されました。

総じて、本プログラムは、日常生活に根ざした文化の再発見と、創造的再解釈の可能性を提示する重要な対話の場となりました。これを起点に、ライフスタイルを通じた文化共創の新たな形が今後さらに展開されることが期待されます。


【会期後の取組み】
本プログラムを通じて明らかになったのは、未来のライフスタイルのデザインにおいて、単なる流行の追求ではなく、歴史・文化・地域といった要素とどう向き合うかが鍵であるという点です。この気づきを受けて、実施主催者および登壇者たちは、万博会期後に向けてさまざまな取り組みを進めていく構想を持つようになりました。

第一に、地域文化と現代デザインをつなぐ共創型のプロジェクトを継続的に展開する方針が確認されました。たとえば、着物や伝統工芸のアップサイクルによる商品開発、地域の作り手とのコラボレーションによるワークショップ、海外クリエイターとの文化交流を通じた「伝統の再編集」などが挙げられます。これらは単なるイベントではなく、地域資源の価値を再発見し、持続可能なライフスタイルの提案につながるものです。

第二に、若手クリエイターの育成とネットワーク形成も重要な目標とされています。登壇者たちが共通して強調していたのは、個人の表現が文化や社会の再構築に直結するという点でした。この考え方を発展させるために、次世代クリエイターのための共創プラットフォームづくりや、学校・大学などと連携したデザイン教育の取り組みも検討されています。

第三に、テクノロジーとの融合により文化的活動を拡張する試みも視野に入っています。デジタル技術やUXデザインの知見を生かし、地域文化のアーカイブやオンラインでの発信、新たなユーザー体験の設計を通じて、物理的な制約を越えた文化参加のあり方を模索していきます。

これらの取り組みは、万博をきっかけとした一過性のものではなく、継続的に文化を共創するための仕組みづくりを目指しています。対話を起点とした実践の循環こそが、未来のライフスタイルを築く土台になると考え、今後も各分野の協働を広げながら活動を続けていく予定です。

※このレポートの一部または全部はAIによって生成されました。

出演者情報

モデレータ

佐々木 彩乃

一般社団法人Catalyst Kyushu代表理事

九州をアジアのスイスに、というビジョンのもと九州と世界をビジネスや人材交流で繋ぐ。九州大学を卒業後、清華大学シュワルツマンスカラーズプログラムにて国際関係修士号を取得。その後、BCGにて3年半勤務したのちCatalyst Kyushuを創業。Global Shapers Community FukuokaのCuratorとしても活動しており、サステナブルで豊かな九州を次世代に残すために様々な取り組みを行っている。

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登壇者

ジェニー・ライ

NOT

ジェニー・ライは、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)を卒業後、アムステルダム、メキシコシティ、南アフリカなど世界各地でキャリアを築いてきました。彼女はViktor & Rolf、Boudicca、Bibhu Mohapatra、Carla Fernandezといった著名なファッションブランドで経験を積み、自身の技術を磨いてきました。2011年には独立ブランド「NOT」を設立し、遊び心や個性、自信を引き出す革新的なデザインを生み出しています。また、ジェニーは世界的に有名なミュージシャンやダンサーのためのパフォーマンスウェアのカスタムデザインにも情熱を注ぎ、異分野を融合させたパフォーマンスの限界に挑戦し続けています。

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©Aya MURAKAMI

村上 采

株式会社Ay 代表取締役

アフリカ研究を志し、アントレプレナーシップ育成のプログラム企画・運営などに関わり、自身でもコンゴの女性が作る洋服の販売を始める。
2019年にアパレルブランド〈Ay〉を立ち上げ。
現在は、”文化を織りなおす”をミッションとして、日本文化に向き合い、ほぐし、新たな価値を添えて発信するカルチャーブランドAy(アイ)を運営。銘仙着物をアップサイクルした衣服や雑貨、地域の伝統工芸を取り入れた商品開発をしている。

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ガブリエル・ベルガラ 二世

Multidisciplinary Designer and Creative Producer

ガブリエル・ヴェルガラ II は、セントラル・セント・マーチンズでの教育を含む10年以上の経験を持つ、マルチ分野のデザイナー、クリエイティブプロデューサー、そしてデザインマネージャーです。彼の作品は国際的に展示されており、Pentagram、Google ATAP、AfroditiKrassa、Yuri Suzuki といった受賞歴のあるスタジオと協働し、ディズニー・イマジニアリング、IKEA、LUMAアルル、アウディなどのブランドのプロジェクトに携わってきました。現在は Google Arts & Culture にてクリエイティブプロデューサーとしてコンサルタントを務めており、世界中の文化機関や著名なアーティスト、デザイナーとともに、新興テクノロジーとカルチャーをテーマに取り組んでいます。

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ティハン・チョー・ウー

Human Interface Designer

ミャンマー出身の才能あるデザイナー、ティハンは洗練されたデジタルプロダクトを生み出し、革新的なユーザーインタラクションを追求することに深い情熱を注いでいます。タイポグラフィとビジュアルデザインへの愛情を武器に、美しさと機能性を兼ね備えた包括的な体験を提供してきました。広告業界でキャリアをスタートさせたのち、デジタルプロダクトデザインへ転身。現在は TikTok(シンガポール)でリードプロダクトデザイナーを務め、TikTok アプリ内の決済関連機能のデザインを主導しています。TikTok 以前は Grab で 5 年間リードプロダクトデザイナーとして勤務し、FinTech 分野のイノベーションに注力しました。Grab Financial Group では東南アジア各国で複数の成功プロダクトを立ち上げたほか、実験的なテック部門に加わり、投資プラットフォーム「Earn+」や Grab の Web3 ウォレットといった画期的なサービスのデザインをリードしました。本業に加えて、Grab Design System の進化に貢献し、AI を活用した技術革新の先頭にも立ちました。協働を得意とする Thihan は、クロスファンクショナルな環境で常に限界を押し広げ、インパクトと革新性に満ちたユーザー体験を創造し続けています。

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未来への文化共創 ウィーク

新たな伝統を生み出すデザインの力:ライフスタイルの未来をつくる
アジェンダ2025共創プログラム

【2050年の未来像の仮説】誰もが、自分たちの暮らしや文化を自由にデザインできる未来。
私たちを取り巻くライフスタイルは、ファッションからUXデザインまで多岐にわたります。人間工学や歴史に根ざした伝統がある一方で、社会情勢の変化や技術の進展により、ライフスタイルのデザインは日々変化しています。本プログラムでは、第一線で活躍する若手クリエイターたちとともに、未来のライフスタイルについて議論します。

  • 20250429日(火)

    14:0016:00

    (開場 13:30)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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