EXPO2025 Theme Weeks

ハイライト

00:13:00 「職人技」に関わる様になった理由

00:27:20 ハンドメードの未来に向けて

00:35:01 職人のプラットフォーム「マイスターストラーセ」が生み出す様々なモノづくり

プログラム内容

*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)

マイスターストラーセ・ハンドメードは、文化継承、持続可能性、経済発展、グローバリゼーション、テクノロジーの役割など、さまざまな地球規模の課題についての充実した対話の糸口となりえることで、伝統とイノベーションの両立、持続可能な活動の支援、文化工芸の振興を通じて世界的な相互理解と協力を育むことの重要性を際立たせます。

以下は、ご来賓の講演者です。

【第1部】 クラフトと文化

-ニコラ & クリストフ・ラス:職人/ガラス工芸家(ロブマイヤー社)マイスターストラーセ創設者

-中田 英寿: 元プロサッカー選手/株式会社 JAPAN CRAFT SAKE COMPANY 代表

-奥村 文絵: フードディレクター

【第2部】 クラフトとデザイン

-リアネ・ルイニング: アドバンテージ・オーストリア(オーストリア輸出振興機構)

-西堀 耕太郎: 京和傘「日吉屋」5代目当主

-セバスチャン・ラウフ: 陶芸家

-シュテファン・クノップ :木工アーティスト/家具デザイナー

-ヴェラ・プルチャー: クリエイティブディレクター

-リヒャルト・カッペラー: 刃物職人

-ヨセフ:陶芸家

-エレナ:アーティスト、デザイナー

-ヨハネス・ラス:6代目ガラス工芸家(ロブマイヤー社)

-ニコール・キルヒマイル: オーストリア政府観光局

-ハンネス・シュトロルツ :カスタムスキーブーツ職人/Strolz Ski Boots

-ローベルト・ヘルプスト :金属工芸作家/デザイナー

-野澤 孝彦:ウィーン菓子職人

-大井 駿 :指揮者、ピアニスト、古楽器奏者

-エリザベート・ノエファー=ギントア :ウィーン・ビジネス・エージェンシー クリエイティブ部門代表

-レベッカ・マーリッチ:デジタルアーティスト、建築家、実験映画作家

ゲルリンデ・マチョ:起業家・デザイナー

実施レポート

【振り返り】

このプログラムでは、オーストリアと日本の文化のつながりを強調した、職人の技を称える心温まる紹介が行われました。20 年以上の豊かな歴史を持つマイスターストラーセは、さまざまな背景を持つさまざまな工芸や職人を結びつける上で重要な役割を果たしてきました。オーストリアと日本の国旗の色を体現する 2 匹の鯉のシンボルは、このイベントに見られるコラボレーションの精神を的確に表現していました。

講演者たちは、オーストリアの職人技をエキスポで披露することに大きな誇りを持ち、製品や技術のプロモーションだけでなく、その芸術性への深い理解を育むことへのコミットメントを強調しました。著名なオーストリアの職人たちの参加は、文化交流の重要性を浮き彫りにし、彼らが日本からの影響を受けて形作られた仕事についての洞察を共有しました。このつながりは、相互の情熱に根ざし、その日の活動の温かく歓迎的な雰囲気を築きました。

感動的な瞬間は、特別ゲストの奥村文絵さんと中田英寿さんの紹介でした。二人の旅は、共有した経験と職人技への相互の尊敬を通じて交わっていました。西洋と東洋の影響を融合させた背景を持つ奥村さんと、サッカーへの貢献と日本の職人技のアンバサダーとしての役割で知られる中田さんは、イベントのテーマを完璧に体現していました。奥村さんと中田さんが親しい間柄であることが明らかになり、職人技の世界のつながりの深さを実感しました。

個人的な物語に重点が置かれたことで、職人技の世界における人間関係の重要性が強調されました。2人のゲストは、それぞれの経歴によって培われた独自の視点と、聴衆の共感を呼ぶ洞察を語りました。彼らの議論は、伝統工芸と現代文化の表現の交点を探求するものでした。

コアプログラムに加え、イベントは日本の文化風景における職人技のより広い文脈にも言及しました。クラフト・サケ・ウィークが同時開催されていたため、プログラムは日本の芸術と工芸の活力を称える祝祭の雰囲気を醸し出しました。これらのつながりを追求する決意は明確で、国境を越えた職人同士の持続的な関係構築を願うものでした。

イベントが進むにつれ、主催者は観客の参加に感謝の意を表し、皆が積極的に参加するよう促しました。このアイデアと情熱の健全な交換は、職人技を展示するだけでなく、対話を通じてコミュニティを豊かにしました。主催者の自身の遺産、200年前に設立された家族経営の会社への言及は、職人技が文化遺産の一部として持続する性質を強調しました。

最終的に、このプログラムは、つながり、情熱、そして職人技の持続的な精神を体現する力強い物語を物語りました。異なる地域から集まった職人たちが、自身の職人技への愛を共有し、互いに学び合い、相互の理解を深める文化交流の美しさを捉えたものでした。この集会は、技術の見せ場であるだけでなく、芸術を通じて人間としての共通点を再確認する場ともなり、深く印象的な体験となりました。セッション全体に参加するよう招待されたことで、より深い交流を促進するという意図が強調され、来場者は、これから繰り広げられる会話や洞察に期待を膨らませました。

【会期後の取り組み】

工芸における持続的な異文化間のコラボレーションの促進

エキスポで強調された有意義なつながりと共通の価値観を基盤として、今後の取り組みは、オーストリアと日本の職人の間の文化と創造性の対話を深め、拡大することです。このイベントは、単なる展示会ではなく、相互の尊重、伝統、芸術性を祝うお祭りでした。私たちは、以下の取り組みを通じて、この精神を継承していきます。

1. 継続的な文化交流プログラム

オーストリアと日本の職人が、それぞれの物語、技術、進化する実践を共有できる、バーチャルと対面式の定期的なプラットフォームを設立する予定です。これには、伝統に根ざした学習とイノベーションを促進するための、共同ワークショップ、レジデンス、交流訪問などが含まれます。

2.ストーリーテリングとドキュメンテーション

奥村文絵さんや中田英寿さんら、ゲストの方々が共有してくださった個人的な物語からインスピレーションを得て、工芸品の背後にある物語を捉えた記事、短編映画、展示会などのコンテンツシリーズを開発することを目指しています。この取り組みは、職人の声を尊重し、その遺産を次世代に伝えるものです。

3.若者の参加

ものづくりの重要性を認識し、若い世代を巻き込む方法を模索します。これには、伝統的な知識が確実に受け継がれ、創造的に再解釈されるよう、両国のデザイン学校とのメンター制度や教育提携などが含まれます。

4.共同製品開発

エキスポでの意見交換をきっかけに、オーストリアの精密さと日本の美意識を融合させた限定製品の共同制作を支援します。こうしたコラボレーションは、文化の融合を体現するとともに、私たちの継続的なパートナーシップの具体的な象徴となるでしょう。

5.職人のネットワーク強化

私たちは、地元および海外のパートナーと協力し、職人たち、キュレーター、文化機関を直接つなぐネットワークを構築します。その目的は、知識の共有と相互プロモーションが盛んに行われる支援的なエコシステムを構築することです。

結局のところ、私たちの取り組みは、職人技は国境を越えた普遍的な言語であるという信念に基づいています。万博は力強いスタートでした。私たちは、その遺産が今後も人々に刺激を与え、つながりを深め、成長し続けることを確信しています。

未来への文化共創 ウィーク

マイスターストラーセ・ハンドメードの未来: 伝統と革新による文化の共創

オーストリアで生まれた職人のためのプラットフォームである「マイスターストラーセ」は、ものづくりを未来と共創へつなげていくために、伝統的な職人技の保存と振興、地元に根ざした持続可能な実践の支援、伝統とモダンの架け橋、人々の心を揺さぶる本物の魅力、地元に根ざしながらもグローバルな展開、教育的リソースの提供、そして豊かな伝統からインスピレーションを得ることを大切にしています。
このような多面的なアプローチにより、多様な文化が響き合い、発展し続け、活気に満ちた未来が共に創造されるのです。

  • 20250426日(土)

    14:0016:30

    (開場 13:30)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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