未来への文化共創 ウィーク
世界を音楽と踊りでつなぐ 〜郷土芸能の協奏:過去から未来へ〜
大阪・関西万博テーマ事業 いのちを高める(中島プロデューサー)
内閣官房万博国際交流プログラムなどを通じて、テーマ事業「いのちを高める」では、様々な国や地域との文化交流、日本と世界を繋げる試みをしています。地球の未来は協奏によって生まれます。その際、言葉をこえた、音楽や踊りなどの伝統的な文化の協奏が大きな意味をなすと考えています。4月万博会期後まだまもない時期に、未来への文化共創ウィークの一環で、クラゲバンドと共に世界をつなぐライブを行います。
対話プログラム
- 伝統芸能
- 文化芸術
- 歴史遺産
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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シグネチャープログラム
- 開催日時
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2025年04月25日(金)
10:30 ~ 12:30
(開場 10:15)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- いのちの遊び場 クラゲ館
©steAm Inc. & Tetsuo Kobori Architects All Rights Reserved
プログラム内容
内閣官房万博国際交流プログラムなどを通じて、テーマ事業「いのちを高める」では、さまざまな国や地域との文化交流、日本と世界を繋げる試みをしています。交野市xエチオピア、和泉市xセネガル、南砺市xトリニダード・トバゴ、松茂町xガーナ、宜野座村xカメルーン、上板町xヨルダン、・・・・などなど。これからの地球の未来は協奏によって生まれます。その際、言葉をこえた、音楽や踊りなどの伝統的な文化の協奏が大きな意味をなすと考えています。本ワークショップは、4月万博会期後まだまもない時期に、未来への文化共創ウィークの一環で、クラゲバンドと共に世界をつなぐライブを行います。クラゲバンドは、本テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏が率いる、世界のさまざまな文化のハブとなる、五感(耳だけではない)のライブを展開するバンドであり、クラゲバンドをハブとして、世界のさまざまな国をつなぎ、音楽や踊りで万博を盛り上げつつ、さまざまな出会いや協奏を通じて、新たな世界規模の未来文化共創の形を模索します。
実施レポート
【振り返り】
本ワークショップは、大阪・関西万博のテーマ事業「いのちを高める」におけるテーマウィークとしての取り組みです。地球的課題の8つのテーマを掲げる事業で、今回は「未来への文化共創ウィーク」の一環として、クラゲバンドを中心に世界各国の文化的な要素と日本の地域文化とを繋ぎながら、音楽と踊りを通じた“協奏”を体現するライブ・ワークショップ形式で実施しました。チベットやセネガル、韓国、日本・・・など、多彩な文化を音楽や踊りを通じて協奏する試みは、国境・言語・宗教などを越えた普遍的なつながりの可能性を感じさせる機会となりました。
この日のワークショップは、特にチベットのステップダンス(チベット音楽家:テンジン クンサン主導)やセネガルの音や身体を用いた遊び(セネガル太鼓奏者:アブライ ンジャイ ローズ主導)をベースに行い、次々と観客は輪の中に入り、小さなお子様も大人も、一緒になって不思議なチベットステップを踏んだり、手や肩や腰を使ったセネガルダンス遊びをしたりしました。韓国の農楽(プンムル)の特徴でもある、みんなと輪になって歩きながら叩く(韓国太鼓奏者:チェ ジェチョル主導)、なども軽く行いました。
クラゲバンドの最大の特徴は、参加者を聴衆にとどまらせず、一緒になって巻き込み、体験や五感、身体性を通じて音楽や文化やいのちの感覚を伝えていくこと。ステージの上と下を分けず、音楽が単なる聴覚的体験を超えて「共体験」になることを体現しました。観客からは「異文化を感じながらも、自分も一緒になって遊ぶことで、何か繋がりや一体感を感じた」との感想が多く寄せられました。
*なお、参加者の声などのアーカイブ化が十分でなかった点などは、今後の文化共創の継続においての反省材料となりました。
【会期後の取り組み】
本ワークショップは、会期後の文化共創へ向けた起点としての意味合いを持っていました。クラゲバンドおよび協奏した各国・地域とのネットワークは、今後も継続的な文化交流を進めるための礎となります。実際に、和泉市×セネガルといった各自治体と関係国との間では、教育現場や地域イベントにおける双方向の文化交流の可能性が検討されています。他にも、松茂町×ガーナ、交野市×エチオピア、宜野座村×カメルーンといった交流を実現しています。
また、クラゲバンド自身も、今回の経験を踏まえて、国際協奏型のライブワークショップのフォーマットを発展させ、今後の国内外イベント(例:学校教育、地域祭、国際会議など)への展開を目指しています。特に、「音楽×STEAM×国際交流」を組み合わせた教育プログラム開発に取り組んでおり、子どもたちが異文化と身体で出会う体験機会を広げていく予定です。
さらに、記録映像や参加者の感想をもとに、クラゲバンドの活動内容を紹介する映像コンテンツを制作中です。これにより、今回の取り組みを一過性のイベントに終わらせず、「文化共創の未来モデル」として他自治体や他国への波及を目指しています。今後は、2025年万博後の「未来社会の実験場」の精神を継承し、各地で文化協奏を広げていく予定です。
出演者情報
モデレータ
中島 さち子
テーマ事業「いのちを高める」(2025年日本国際博覧会協会)
音楽家・数学研究者・STEAM 教育者。
(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表理事、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、内閣府STEM Girls Ambassador、国際数学オリンピック金メダリスト。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。クレ・デ・ポー ボーテ(資生堂) Power Of Radiance Award 2025受賞者。
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共催者名
公益財団法人 山本能楽堂
未来への文化共創 ウィーク
世界を音楽と踊りでつなぐ 〜郷土芸能の協奏:過去から未来へ〜
内閣官房万博国際交流プログラムなどを通じて、テーマ事業「いのちを高める」では、様々な国や地域との文化交流、日本と世界を繋げる試みをしています。地球の未来は協奏によって生まれます。その際、言葉をこえた、音楽や踊りなどの伝統的な文化の協奏が大きな意味をなすと考えています。4月万博会期後まだまもない時期に、未来への文化共創ウィークの一環で、クラゲバンドと共に世界をつなぐライブを行います。
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2025年04月25日(金)
10:30~12:30
(開場 10:15)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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