SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 ウィーク
SDGsの観点から見たキルギスにおける医学教育の発展
キルギス共和国
医療・看護教育における主要な改革と、医療従事者育成の質向上に向けた取り組みを紹介します。キルギス共和国が、世界の保健課題に対応し、持続可能で強靭なシステムを構築するために、医療教育をどのよう近代化しているかを共有します。※入場は先着順です。
対話プログラム
- いのち
- SDGs
- SDGs
| 同時通訳 | 提供しない |
|---|---|
| 発信言語 | 英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年10月02日(木)
18:00 ~ 20:00
(開場 17:30)
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- 開催場所
- テーマウィークスタジオ
プログラム内容
キーメッセージ/テーマ:「持続可能で健康な未来に向けた医学教育改革」
議論トピック:
・国家改革
・SDGsの政策への統合
・デジタル変革(eラーニング、シミュレーション、遠隔医療)
・国際連携
・ジェンダー平等と包摂性
・プライマリ・ヘルスケアの強化
・地方教育の課題
計画されている活動:プレゼンテーション、政策立案者・教育者との質疑応答、パートナーシップ構築のためのネットワーキング。
対象者:政策立案者、医学系大学、国際機関、医療専門家・学生、教育技術企業、NGO、エキスポ参加者。
登壇者(予定):ケネシュベク・リソフ教授(キルギス国立医科大学 副学長)
実施レポート
【振り返り】
大阪・関西万博におけるSDGs+beyond:いのち輝く未来社会ウィークの一環として開催されたセッション「SDGsの観点から見たキルギスにおける医学教育の発展」では、医療教育改革が持続可能で強靭な保健システムの基盤となることが強調されました。キルギス共和国を代表して、キルギス国立医科大学副学長のケネシュベルク・イリソフ教授が、同国の高等医学教育の現状について包括的な概観を提示し、質の高い教育・研究・臨床実践を通じて社会のニーズに応えるという使命を紹介しました。1939年に設立された同大学に現在、3,300名の留学生を含む12,000名以上の学生が在籍し、継続的学習、障がいのある学生へのインクルーシブ教育、シミュレーションに基づく訓練を行っています。そのビジョンは、革新と国際協力を通じて、SDG 3(健康と福祉)およびSDG 4(質の高い教育)との明確な整合性を反映しています。
続いて、日本の紀和病院院長である池田直也博士が、持続可能な乳癌手術における先駆的技術、特にトータルシーリングテクニック(TST)について発表されました。この技術はリンパ浮腫などの術後合併症を大幅に軽減します。博士の研究は、外科的実践における革新が、コスト効率の向上、患者の生活の質の向上、医療格差の縮小に直接貢献し得ることを示し、臨床革新におけるSDG3を体現しています。
大野 佳奈子氏(ドクターレセラグループ)は、美容・健康・環境持続可能性の交差点を考察し、責任ある企業戦略と人間の幸福を結びつけました。アイザダ・アルジマトワ氏(メッドファーム・コンサルティング)は経済・政策面に着目し、キルギス製薬セクターへの投資機会と持続的成長における官民連携の重要性を強調しました。
登壇者は、教育・技術・起業家精神・医療公平性を横断する多面的アプローチを提示し、キルギスとそのパートナーがより健康的で包摂的な未来の構築に貢献する立場にあることを示しました。本セッションは、国境を越えた知識と実践の連携により持続可能な開発のための健康と教育を再構想することを再確認しました。
【会期後の取り組み】
大阪・関西で万博の対話を基盤に、キルギス国立医科大学はeラーニングやシミュレーション技術を通じた国際的な学術交流、共同研究プロジェクト、医療教育のデジタル変革の強化を目指します。紀和病院など日本機関との協働イニシアチブにより、外科分野の革新や臨床研修交流が促進され、持続可能な医療ソリューションの実践的導入が期待されます。
メッドファーム・コンサルティングは、キルギスにおける医薬品・医療産業への投資協力を拡大し、環境に配慮した社会的責任を果たすビジネス機会の創出を計画しております。ドクターレセラループは、持続可能性を医療・生活様式分野に統合し続け、倫理的な企業活動を通じたウェルビーイングの促進に努めてまいります。
今後の取り組みでは、ジェンダー平等、包括的な研修、地方医療教育の強化にも注力し、いかなる地域も取り残されないよう確保します。教育、イノベーション、投資を連携させることで、これらの取り組みは大阪・関西万博での議論を、持続可能な開発目標(SDGs)への実質的な貢献と、地域における強靭で人を中心とした医療システム構築に向けた長期的なパートナーシップへと発展させることを目指します。
出演者情報
登壇者
ケネシュベルク・イリソフ
I.K.アクンバエフ・キルギス国立医科大学
イリソフ教授は、臨床実践、教育、医療管理において30年以上の経験を持つ著名な脳神経外科医であり学術指導者である。日本の名古屋大学にて脳神経外科の医学博士号と医療管理学の修士号を取得している。現在はキルギス国立医科大学(KSMA)の副学長兼教授を務めている。
イリソフ教授はドイツでマジド・サミイ教授に師事し、欧州とアジアで数多くの国際フェローシップを修了した。米国脳神経外科学会(AANS)、世界脳神経外科学会(WFNS)、アジア脳神経外科学会(ACNS)など主要な脳神経外科学会の会員である。
460本以上の科学論文を執筆し、うち10冊の著書と55件の発明を含む。その貢献により「キルギス共和国名誉科学者」称号を含む国内外の多数の賞を受賞している。
英語、ドイツ語、ロシア語に堪能なイルソフ教授は、今も世界の脳神経外科フォーラムや科学コミュニティで活発に発言している。
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アイザダ・アルジマトワ
メッドファーム・コンサルティング代表取締役
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池田 直也
紀和病院 院長、医学博士、理学博士、米国外科学会フェロー
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大野 佳奈子
ドクターレセラグループ DrGlobal株式会社 経営戦略室 兼 営業企画室 マネージャー
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SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 ウィーク
SDGsの観点から見たキルギスにおける医学教育の発展
医療・看護教育における主要な改革と、医療従事者育成の質向上に向けた取り組みを紹介します。キルギス共和国が、世界の保健課題に対応し、持続可能で強靭なシステムを構築するために、医療教育をどのよう近代化しているかを共有します。※入場は先着順です。
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2025年10月02日(木)
18:00~20:00
(開場 17:30)
- テーマウィークスタジオ
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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