SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 ウィーク
スウェーデン・日本 サステナビリティサミット
北欧館
本イベントの目的は、スウェーデンと日本の持続可能性分野における協力関係を強化し、交流を深めることです。
政策立案者、業界リーダー、研究者、イノベーターを一堂に集め、知識の共有、技術協力、持続可能なソリューションに関する議論を促進する場を提供します。
映像記録有り
対話プログラム
- SDGs
- ポストSDGs
- いのち
| 同時通訳 | 未定 |
|---|---|
| 発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年10月10日(金)
14:20 ~ 17:45
(開場 13:45)
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- 開催場所
- EXPOサロン
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
スウェーデンと日本は、グリーンイノベーション、再生可能エネルギー、循環型経済、そして気候変動対策において、共に世界をリードする存在です。
本イニシアチブは、カーボンニュートラルの実現、スマートシティ、持続可能な製造、資源効率の向上といった分野でのパートナーシップを強化し、より持続可能で強靭な未来の構築を目指すものです。
両国の専門知識と革新的なアプローチを組み合わせることで、グローバルなサステナビリティ推進に向けた協力がさらに加速すると期待されています。
実施レポート
【振り返り】
2025年10月10日(金)は、大阪・関西万博において、スウェーデン王国と日本の持続可能な未来に向けた協働を象徴する、意義深い一日となりました。スウェーデン王国のヴィクトリア皇太子殿下が7年ぶりに来場され、次世代との交流や両国の専門家によるサミットを通じ、多くの知見とインスピレーションが共有されました。
午前中、皇太子殿下は国連パビリオンを訪問され、日本の高校生やガールスカウト、スタートアップ企業とのパネルディスカッションに参加されました。SDGs、特に「海の豊かさを守ろう(目標14)」をテーマに活発な意見交換が行われ、皇太子殿下は参加者一人ひとりの情熱や具体的な取り組みに耳を傾け、その積極的な姿勢を称賛されました。また、次世代の力が社会変革を推進することへの期待を伝え、若者たちが自身のコミュニティで何ができるかを考える契機となったと考えられます。世代を超えた直接の対話を通じ、持続可能性への関与の輪が広がっている様子が感じられました。
午後には、関西で初開催となる「スウェーデン・日本 サステナビリティサミット」が行われました。サミットは「循環型ライフスタイル」「未来のモビリティ」「ネットゼロ医療」という三つのテーマで構成され、スウェーデンと日本の専門家や企業リーダーが登壇し、多角的かつ建設的な議論が展開されました。
「循環型ライフスタイル」では、スウェーデンのエリック・スロットネル民生大臣が政策面から具体的施策を紹介し、IKEA Chief Sustainability Officerのカレン・フルーグ氏は、企業活動を通じた資源循環や廃棄物削減の先進的な取り組みを共有されました。参加者からは、日本における地域単位のリサイクルモデルの紹介や、企業と自治体の協働による持続可能な製品設計の事例などが質問され、具体的な実践方法に関する意見交換も行われました。
「未来のモビリティ」では、都市交通の電動化やスマートシティの実装事例が紹介され、日本とスウェーデン双方の技術協力の可能性や、社会受容性を高める工夫について活発な議論が交わされました。
「ネットゼロ医療」では、医療機関や企業によるエネルギー効率化や低炭素医療の実践事例が報告され、医療現場での環境負荷低減と患者ケアの両立に向けた挑戦が紹介されました。これらの議論を通じ、技術や制度だけでなく、私たち一人ひとりの暮らしや意識の変化が、持続可能な未来の実現において重要であることが確認されました。
サミットの開幕や合間には、スウェーデン北部サーミ地域出身のアーティスト、サーラ・アインナク氏による伝統歌唱「ヨイク」と電子音響を融合させた幻想的なパフォーマンスや、高校生による未来への希望を込めた合唱も披露されました。これらは文化的体験として印象深い演出となりました。皇太子殿下も終始セッションをご覧になり、登壇者と意見を交わされる場面も多く、各テーマへの関心の高さを示されました。
皇太子殿下はご挨拶の中で、大阪・関西万博を通じ、スウェーデンと日本の持続可能性とイノベーションにおける協力関係が一層深まった意義に触れられました。訪問された日本館では「自然への敬意」を感じ取られ、国連パビリオンで出会った学生たちの真摯な研究姿勢にも感銘を受けられました。こうした体験を通じ、両国の人々が自然への敬意とイノベーションへの情熱という価値観を共有し、共に未来を築く可能性を持つことが改めて示されました。
この一日は、皇太子殿下をはじめとする来場者との対話や、多彩な専門家・アーティストによる示唆に富むセッションを通じ、持続可能な社会の実現に向けた両国の理解と意識が深まる貴重な機会となりました。参加者が得た学びやインスピレーションは、今後の具体的な活動や取り組みの深化に活かされることが大いに期待されます。
【会期後の取り組み】
サミットで共有された知見や議論を起点として、スウェーデンと日本の持続可能性に向けた協働の具体的な取り組みが進められています。
「循環型ライフスタイル」の分野では、サミットで紹介された企業と自治体の協働モデルや資源循環の先進事例を参考に、地域レベルでのリサイクルや製品設計の実践が検討されています。参加者や関係機関は、サミットで得られた政策や技術の知見を自組織の活動に反映させるべく、ワークショップや勉強会の実施を通じて具体的なアクションプランの策定を進めています。
「未来のモビリティ」では、都市交通の電動化やスマートシティの事例に基づき、技術協力の可能性や社会受容性を高める施策について、日本国内の自治体や企業間での検討が継続しています。
また、「ネットゼロ医療」の議論で示された低炭素化やエネルギー効率向上の取り組みは、医療機関や関連企業による実践プロジェクトへとつなげられています。これにより、サミットでの知見が実務レベルでの具体的な行動に結び付く基盤が着実に構築されつつあります。
大阪・関西万博全体を通じ、北欧パビリオンでは延べ160万人を超える来場者が各種プログラムに参加し、政策・技術・文化・教育の分野で多彩で質の高い交流と対話が展開されました。こうした活動を通じて築かれた国境を越えた強固なネットワークや信頼関係は、サミットで得られた知見を活かした具体的な課題解決型パートナーシップやプロジェクトの推進に向けて持続的な力を提供しています。
これまでの協働で培われた学びや関係性は、今後の活動における新たな技術協力や政策提言を支える確かな土台として、引き続き重要な役割を果たすことが期待されます。
半年間にわたる挑戦と協働を経て、北欧パビリオンは日本と北欧をつなぐ架け橋として、多くの出会いと対話、そして新たなプロジェクトの芽を育んできました。私たちの活動は、万博という特別な時間と空間の中で終わるものではなく、ここから未来へと続いていきます。
SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 ウィーク
スウェーデン・日本 サステナビリティサミット
本イベントの目的は、スウェーデンと日本の持続可能性分野における協力関係を強化し、交流を深めることです。
政策立案者、業界リーダー、研究者、イノベーターを一堂に集め、知識の共有、技術協力、持続可能なソリューションに関する議論を促進する場を提供します。
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2025年10月10日(金)
14:20~17:45
(開場 13:45)
- EXPOサロン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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