平和と人権 ウィーク
女性リーダーが目指す教育・街とは? 「WA812」で世代を超えて声を挙げ、アクション宣言しよう①
株式会社羽生プロ
8/12のセッション①~③では、「WA812」という企画でジェンダー平等を主軸に「812の声」を挙げ、課題解決の一歩に向けてアクション宣言をします。①では教育界と政界から注目の女性リーダーを招き、教育・街づくりについて、世代間交流をしながら議論をします。
映像記録有り
対話プログラム
- 女性の活躍推進
- ジェンダー平等
- 多様性と包摂性
| 同時通訳 | 提供しない |
|---|---|
| 発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年08月12日(火)
12:00 ~ 13:30
(開場 11:30)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- ウーマンズ パビリオン「WA」スペース
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
当セッション①では、教育界と、政治、地方自治体から注目の女性リーダーが大集合。これまで組織の中心が男性だった業界において、「女性も主役になれる教育づくり・街づくり」を牽引する首長や校長と視点を共有。また、地方都市で働く女性、お茶の水女子大学など国内外からの声も集め、大人世代と学生たちによる「100voices」を発表。会場でのリアルタイムvoteもしながら、課題解決の道をさぐり、未来へのアクション宣言をともにしましょう。
なおオンライン動画配信する際に客席が映り込む可能性もありますのでご了承下さい。
実施レポート
【振り返り】
当セッションでは、主に【教育、政治、地方創生】の3分野を代表する方々を招き、「女性リーダーが目指す教育・街とは?」というテーマで、登壇者と参加者が多くの意見交換をし、ファシリテーターの羽生祥子と共にアクション宣言を行いました。
また、セッションの冒頭ではお茶の水女子大学の学生たちによる3分野に関するアンケート調査「100voices」の発表が行われました。この発表は、大人世代と、学生を含むZ世代の意識の相違を見出し、世代を超えて「ともに」理解し合うという狙いを実現させるための企画です。
まず教育分野では、京都大学理事の稲垣恭子さんと、新宿区愛日小学校校長の水野睦子さんが登壇しました。学生たちから「私の欲しい教育がない⁉」というタイトルで、金融や政治に関する教育を学校でもっと学びたかったという意見が出ました。それに対して、稲垣さんは学内だけでなく、地域や企業との連携を図る未来のアカデミア像を目指すと宣言しました。水野さんは「女性校長の比率5割を目指す」と宣言しました。
続いて政治分野からは東京都品川区長の森澤恭子さん、地方分野からはJCEC主宰の岩橋ひかりさんが登壇しました。学生たちからは「政治は男女平等に活躍できないと8割の女子学生が感じている」、「地元にロールモデルとなる女性がいないと8割の女子学生が感じている」と発表しました。それに呼応して、森澤さんは「政治は楽しい、女性でもやりがいがある!と伝えたい」、岩橋さんは「大人は楽しい!ともっと言葉にしましょう」と、大人世代のポジティブな言動が必要なことを改めて共有しました。
また会場でのリアルタイムWEBアンケートでは、「男性組織の中で困ることは、<1位 男性たちの意識が古くて指摘するのが大変><2位 男性たちの言動につい自分が合わせてしまう>」など正直な意見も飛び出しました。
普段あまり垣根を超えることがない、大学・小学校・政治・地方創生といった異分野どうしの意見交換によって、それぞれが持つネットワークや知見が、お互いを高め合うことができると認識できたことが、大きな成果でした。
【会期後の取組み】
この万博の「WA812」セッションを通して、3つの取り組みを継続したいと思います。
1つめは、ジェンダーギャップやウーマンエンパワーメントについての企画は、その多くが同じ分野、例えば政治なら政治界、教育なら教育界といったように、1つの分野内で語り深掘りすることが多いです。しかし今回のセッションの成功のように、「異分野をクロスして、そのナレッジやリーダーの志を共有する」ことが重要だと分かりました。
2つめは、大人世代が、もっと若者世代(大学生など、社会人になる前の人々)の生の声を聴くべきだという点です。マーケティングやビジネスチャンスという意味では「Z世代の声」を尊重する傾向はあるが、「若者世代が大人たちをどう見ているか」という視点は軽視されることが多い。お互いに率直に語り合う重要性を学んだので、これも継続していきたいです。
最後に、いわゆる「有識者と一般人」といったような短絡的な区別をせず、フラットに声を挙げる調査やしくみを大切にしていきたいです。今回のセッションの特徴は、登壇者と参加者が対等に意見を交わせたところにあります。
教育界のリーダーに女性を増やし、政治では男女平等に活躍できる慣例変更をし、地方創生では「無いものではなく、あるもの」に焦点を当てること。こういった宣言を実行に移していきたいです。
出演者情報
モデレータ
羽生 祥子
著作家・メディアプロデューサー、株式会社羽生プロ代表取締役社長
静岡県出身。2000年京都大学卒業後、渡仏。帰国後、編集工学研究所で松岡正剛に師事。05年日経ホーム出版社入社、「日経マネー」副編集長。日経BPにて「日経DUAL」「日経xwoman」など創刊総編集長。22年から現職。マネックスグループ社外取締役。厚労省「共育プロジェクト」座長。
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登壇者
稲垣恭子
京都大学 理事・副学長・ここのえ会副会長
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森澤 恭子
東京都品川区長
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水野 睦子
新宿区立愛日小学校校長、東京都公立小・中学校女性校長会
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岩橋 ひかり
MYコンパス代表取締役、JCEC主宰
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女性リーダーが目指す教育・街とは? 「WA812」で世代を超えて声を挙げ、アクション宣言しよう①
8/12のセッション①~③では、「WA812」という企画でジェンダー平等を主軸に「812の声」を挙げ、課題解決の一歩に向けてアクション宣言をします。①では教育界と政界から注目の女性リーダーを招き、教育・街づくりについて、世代間交流をしながら議論をします。
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2025年08月12日(火)
12:00~13:30
(開場 11:30)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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