EXPO2025 Theme Weeks

Victor Picon ©Cartier

プログラム内容

第一部:インクルージョン×大学
パネルディスカッション ~対面の対話から生まれるインクルージョンの形~
日本のDE&I推進の拠点である大学を舞台に、学生と教職員が実践するリアルな対話の事例を紹介し、「対話」の持つ価値とその可能性について再考します。
第二部:インクルージョン×テクノロジー
パネルディスカッション ~AI時代の対話の形~
テクノロジー」では、AIなどテクノロジーの発展により生まれる新たな「対話」の形や課題について、多分野の研究者・技術者が議論し、これからの時代に求められる「対話」の在り方や可能性を探ります。

実施レポート

【振り返り】
世界各地でDE&I(Diversity(ダイバーシティ/多様性)、 Equity(エクイティ/公平性)、Inclusion(インクルージョン/包括性))推進へのバックラッシュが強まる中、本プログラムを通じ、改めてDE&Iの推進における「対話」が持つ意義とその重要性が明確となりました。

第一部「インクルージョン×大学」では、大学を舞台としたDE&I推進の実践事例が紹介され、学生や教職員によるリアルな対話を通じて、その価値が再認識されました。モデレーターを務めた筑波大学の河野禎之氏のもと、立命館大学の河村律子氏、山口大学の鍋山祥子氏、筑波大学の徳永智子氏が、それぞれの大学のDE&I推進におけるユニークな取り組みや課題、対話を通じた解決策を議論し、大学という多様性の縮図の中で生まれる対話の力を感じる実例が紹介されました。

第二部「インクルージョン×テクノロジー」では、落合陽一氏をモデレーターに、xDiversityの菅野裕介氏、遠藤謙氏、本多達也氏が登壇。テクノロジーを活用したコミュニケーションの可能性、障害を持つ人々への新たなアプローチ、AIによる潜在的な偏見の増幅など、多岐にわたるテーマで議論を展開。テクノロジーがもたらす新たな「対話」の形は、参加者に新たな視点を与えました。

本プログラムには学生から企業のダイバーシティ推進担当者まで、幅広い層の参加者が集い、DE&Iについて考えを深めました。異なる意見を持つ人々との対話を通じて、自身の固定観念に気づき、新たな発想を得られたという意見が多く、有意義な議論の場となりました。

【会期後の取り組み】
本プログラムを通じ、多様な背景を持つ人々が互いの意見を尊重し、建設的な議論を重ねることで、新たな視点や解決策が生まれることが示されました。この経験を踏まえ、今後も継続的な議論を通じて、DE&I推進に向けた取り組みを深化させていくことが目指されています。

今回は幅広い層の参加者が万博という場で集いましたが、今後も企業や団体の枠を超え、各組織におけるDE&I推進の現状や課題を共有するとともに、成功事例やベストプラクティスを学び合うことで、互いの取り組みを改善していくことが重要です。

また、各組織内においても、DE&Iに関する議論を活発化させるための施策の継続が望まれます。従業員や学生がDE&Iに関する意見やアイデアを自由に発信できるような環境づくりを進めるとともに、DE&Iに関する研修プログラムを拡充し、さらなる意識向上を図っていくことが期待されます。

日々変化する社会情勢等を踏まえ、柔軟に新たな視点や発想を取り入れることで、より効果的な取り組みを推進していくことが不可欠です。本プログラムがDE&I推進に向けた継続的な活動へと繋がっていくこと、今後も議論を通じて得られた知見をもとに、多様性が尊重される社会の実現に向けた取り組みが積極的に展開されていくことを願うとともに、これらの活動が、社会全体にポジティブな変革をもたらす原動力となることを確信しています。

出演者情報

モデレータ

河野 禎之

筑波大学人間系助教

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落合 陽一

筑波大学図書館情報メディア系准教授、一般社団法人xDiversity代表理事

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登壇者

河村 律子

学校法人立命館 ダイバーシティ&インクルージョン推進室室長、立命館大学 国際関係学部 教授

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鍋山 祥子

山口大学 ダイバーシティ推進担当副学長、ダイバーシティ推進室長、経済学部教授

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徳永 智子

筑波大学人間系准教授

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菅野 裕介

東京大学生産技術研究所准教授、一般社団法人xDiversity理事

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遠藤 謙

ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー、一般社団法人xDiversity理事

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本多 達也

富士通株式会社 Ontennaプロジェクトリーダー、一般社団法人xDiversity理事

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平和と人権 ウィーク

インクルージョンと対話:対話が拓く未来の可能性

本イベントでは「対話」の意義や可能性について改めて問い直します。第一部では、日本のDE&I推進の拠点である大学を舞台に、学生と教職員が実践するリアルな対話の事例を紹介し、「対話」の持つ価値とその可能性について再考します。第二部では、AIなどテクノロジーの発展により生まれる新たな「対話」の形や課題について、多分野の研究者・技術者が議論し、これからの時代に求められる「対話」の在り方や可能性を探ります。

  • 20250802日(土)

    13:0015:00

    (開場 12:30)

  • 各パビリオン
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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