EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

テーマ「平和と人権」のもと、クラゲ館では、分断を越えて共に生きるために必要な感性や創造性、“いのち”を、珠玉の登壇者と共に見つめ直します。日本語セッションでは、LGBTQ+活動家、女性脳科学者、日本文化研究者らと共に、性別、世代、障害、文化背景など、私達の社会に存在するさまざまなギャップを見つめ直し、そこから生まれる問いや希望を語り合います。英語セッションでは、マオリ(ニュージーランド)、バカ族(カメルーン)、オーストラリア、カナダなど、先住民文化に根ざした視点を紹介し、国立民族学博物館元館長の視座も交えて、「多様な生のあり方」に耳を傾けます
8月9日の国際先住民デーをはじめ、世界には多様な人種、文化、宗教、政治、障害、性別、家庭環境などを背景に、今なお争いや無意識の分断が存在します。一見、こうした社会課題は、祭りや芸能、工芸といった文化とは遠いものに思われるかもしれません。しかし、実はその根底には、いのちの尊厳と結びつく共通の願いや営みが息づいています。人はなぜ歌い踊るのか。クラゲ館では、文化というレンズを通して、今の社会や企業のあり方にも切り込み、共創と再生の可能性を探ります。

出演者情報

モデレータ

中島 さち子

テーマ事業「いのちを高める」(2025年日本国際博覧会協会)

音楽家・数学研究者・STEAM 教育者。
(株)steAm 代表取締役、(一社)steAm BAND代表理事、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。国際数学オリンピック金メダリスト。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。

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登壇者

𠮷田 憲司

2025年日本国際博覧会 シニアアドバイザー

前国立民族学博物館長。文化人類学と博物館人類学が専門。ザンビアを中心に、南アフリカの表象文化と文化遺産に関するフィールドワークを行う。また、美術館や文化博物館をネットワーク化して、芸術と文化に関するさまざまな展覧会を企画。主な著書に『文化の発見』(1999年)ほか多数。

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杉山 文野

NPO法人東京レインボープライド、公益財団法人日本オリンピック委員会

フェンシング元女子日本代表。トランスジェンダー。日本最大のプライドパレード運営に携わり、LGBTQ++をはじめとするDEI推進・啓発に取り組む。日本初・渋谷区の同性パートナーシップ制度制定にも関わり、2021年からは日本オリンピック委員会理事としてスポーツ界のDEI推進にも尽力。

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中島 美保

理化学研究所脳神経科学研究センター 副チームディレクター

大阪に生まれ、東京大学卒、Rockefeller大学(米国)博士課程修了。New York大学、Massachusetts Institute of Technology大学でのポスドクを経て、現在、理化学研究所脳神経科学研究センター副チームディレクター。専門は神経科学。最先端の認知行動実験、分子生物学、電気生理学、光遺伝学を組み合わせ、創造性の神経機構の解明をめざす。

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ロバート キャンベル

早稲田大学特命教授、せんだいメディアテーク館長、早稲田大学国際文学館顧問、2025年日本国際博覧会協会 理事、シニアアドバイザー

日本文学研究。ニューヨーク出身。近世・近代日本文学が専門で、特に江戸中期から明治前半の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。 主な編著に『戦争語彙集』(岩波書店)、『よむうつわ』(淡交社)、『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編)等がある。テレビ番組のMCや、ニュース・コメンテーターを務める一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ企画・出演等、さまざまなメディアで活躍中。

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メッセ

NGO OKANI代表、カメルーンバカ先住民族

カメルーンのバカ先住民族出身。9年間中央アフリカ地域の「先住民族ネットワーク」の調整役を務め、現在は、カメルーンの森林先住民族を代表する全国プラットフォーム「OKANI」および「Gbabandi」に関わりながら、先住民族のリーダー育成プログラムの開発にも積極的に携わる。カメルーンのバカ先住民族出身。9年間中央アフリカ地域の「先住民族ネットワーク」の調整役を務め、現在は、カメルーンの森林先住民族を代表する全国プラットフォーム「OKANI」および「Gbabandi」に関わりながら、先住民族のリーダー育成プログラムの開発にも積極的に携わる。

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ホン・ナナイア・マフタ

マオリ リーダー、ニュージーランド元閣僚

ニュージーランドの元国会議員であり、著名なマオリのリーダー。約30年にわたる政治経験を持ち、先住民の権利、外交、社会的公正に深く関与し、ニュージーランド初の女性外務大臣として、包括的な貿易、気候外交、先住民の国際的な関与を推進。現在は、「Tauhokohoko – Indigenous Trade」のプロジェクトサイエンスリードとして、先住民の知恵と現代の科学・政策を融合させ、持続可能で包摂的な未来の構築に貢献している。

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アマンダ レオーム

カナダのシンガーソングライター、Ishkode Records の共同設立者、国際先住民音楽サミットおよび先住民音楽オフィスのディレクター

音楽を通じ先住民の主権確立に尽力するシンガーソングライター。2025年チャールズ3世戴冠記念メダル、スピリット・オブ・フォーク賞、カナダ・フォーク・ミュージック・アワード「先住民ソングライター・オブ・ザ・イヤー」、キャピタル・ミュージック・アワード「年間最優秀アルバム賞」受賞。

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ロッセーラ メネガッツォ

イタリアパビリオンの文化部門代表

博士号(オリエンタル・スタディーズ〔日本美術史〕)取得、2012年ミラノ大学東洋美術史講座准教授。東京大学 (AAD) Advanced Art Design Course, Research Center for Advanced Science & Technology アドバイザー。2016年日本国内閣府クール・ジャパン・アンバサダー就任。2017年日本国外務大臣表彰拝受。2014-2017年DNP文化振興財団グラフィック文化に関する学術研究助成選出。

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平和と人権 ウィーク

いのちを考える会

クラゲ館では「平和と人権」をテーマに、分断を越えて共に生きるための感性や創造性、“いのち”の力を見つめ直します。日本語セッションでは、LGBTQ+活動家や女性脳科学者らとともに、ジェンダーや障害、世代間ギャップなどを多角的に探り、英語セッションではマオリやバカ族など先住民の文化に学びます。祭りや芸能、工芸などの文化に宿る力を通じて、いま私たちの社会や企業のあり方を問い直します。

  • 20250804日(月)

    18:0020:30

    (開場 17:45)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

本プログラムへは予約が必須となっております。

原則「2カ月前抽選」から予約対象となりますが、詳細な予約開始時期、予約状況等については下記サイトをご確認ください。

※開演時間を過ぎた場合、入場できない可能性がございますので、余裕を持ってお越しください。

会場外でご観覧の方は、
ぜひ「バーチャルスタジオ」から
ご視聴ください。

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