EXPO2025 Theme Weeks

実施レポート

【振り返り】
北欧5か国と日本が共催した本イベントでは、「医療データ×AI」「慢性疾患対策」「AMR(薬剤耐性)」「精密医療」「持続可能な医療生産」を柱として、産官学の関係者が具体的な事例や政策ビジョンを共有する場となりました。

初日には、フィンランドのカイサ・ユーソ社会保健大臣が、北欧ビジョン2030(世界で最も持続可能で統合された地域)を紹介し、デンマークのソフィー・ローデ内務・保健大臣がデジタル基盤を活用した地域密着型の医療改革について発表しました。パネルディスカッションでは、北欧の官民連携モデルや日本のAI解析事例が紹介され、両地域の強みが互いに補完的であることを確認しました。

2日目には、AMR対策、持続可能な医療生産、がんの診断・治療に焦点を当てた専門セッションが実施されました。放射線医療、医療データ活用の倫理基準、グリーン投資モデルなどが議論され、北欧と日本が共通の課題に連携して取り組む方向性を共有しました。

2日間を通じて、政府、企業、大学、自治体が「技術革新を患者中心の価値へ転換する」という目標のもとに結束し、今後の協働の足掛かりを築く機会となりました。


【会期後の取り組み】
北欧と日本は、医療データの利活用、AMR対策、精密医療、持続可能な医療生産の4領域において、共同プロジェクトを推進していく方針を確認しました。
今後は、研究者や企業間の情報共有の枠組みを整備し、AI解析や医療ビッグデータの実証を加速させる予定です。

AMR分野では、北欧の「One Health」モデルと日本の臨床研究を接続し、共同研究計画の策定を検討します。
がん領域においては、北欧の精密医療プラットフォームと日本の画像診断技術を組み合わせた臨床試験の実施可能性を探ります。
また、製薬や医療機器のグリーン生産に関しては、ノルウェーやデンマークが提示した環境配慮型の投資モデルを日本企業と共有し、持続可能性に関する指標の策定を進めてまいります。

これらの議題は、イベント内で提示された各国の政策や事例に基づいており、今後開催されるJoint Nordicイベントや二国間のワーキンググループにおいて具体化されていく予定です。

健康とウェルビーイング ウィーク

北欧の健康EXPO - ライフサイエンス・デイズ ~ Part III ~

北欧諸国のヘルス・ライフサイエンスへの取り組みを紹介します。

  • 20250626日(木)

    10:0012:00

    (開場 09:30)

  • 各パビリオン
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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