EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)

超高齢社会である日本において、「人生100年時代」という言葉は誰しも耳にする時代になってきましたが、自分自身もしくは家族が100歳を超えて生きることを現実的なものとして捉えている方は、まだ多いとは言えないのではないでしょうか。
”健康に年齢を重ねるための最新の研究”に触れていただくことで、「人生100年」が医学的・科学的にも現実的なものになっていることをご理解いただき、自分に合った対策を実践することで、多くの方に「幸せな100歳」を迎えていただきたいと考えています。

実施レポート

【振り返り】
人生100年時代と言われている中で、日本では長寿に対してポジティブに捉えている人が少ないという課題があります。しかし、本プログラムでは、世界では「老い」によって生じる課題を克服するために、研究者が心血を注いでいること、長寿を取り巻く環境が良い方向に変わってきていることを知っていただけたと思います。一方で、こうした情報や選択を手に入れる方法や情報の使い方に課題があると言えます。

【会期後の取り組み】
本プログラムでは、人生100年時代を迎える我が国において、より豊かな未来を築くための重要な示唆が得られました。特に、老化の度合いを専門家の協力のもとで把握することの意義や、老化に対しては「治療」ではなく「予防」が重要であるという認識は、高齢期を迎える、あるいはすでに迎えている個人にとって不可欠な情報です。
また、長寿がもたらす経済的効果についても示唆があり、長寿社会の実現が個人のみならず国家全体にとっても価値あるものであることを示す海外調査が紹介されました。こうした知見は、日本がより良い社会を築くために、国・個人双方の視点から重要であると思料します。
ヘルスケア分野と同様に、金融・信託の分野も専門家に期待される社会的責任は重いと考えており、当社は人生100年時代を豊かにするための取り組みを推進しています。長寿に伴う認知症リスクに対応した資産管理を可能にする信託商品の普及や、健康長寿の延伸を目指す団体との遺贈提携など、金融・信託等を用いた高齢化社会の課題解決に寄与します。
そして、今後は、人生100年時代において重要なヘルスケアの観点を持ちながら、信託の力を活かして、より良い社会の実現に貢献して参ります。
テーマウィークで行ったパネルディスカッションの内容を動画や冊子で配信を予定しています。

出演者情報

モデレータ

今井眞一郎

ワシントン大学医学部、米国ミズーリ州 テオドール&バーサ・ブライアン卓越教授(環境医学)、一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構 代表理事

老化・寿命研究の第一人者であり、サーチュインの老化・寿命制御における重要性、抗老化物質NMNの機能を発見、世界で老化・寿命研究の最先端を牽引する。慶應義塾大学医学部卒。2001年よりワシントン大学医学部で研究室を主宰。2017年、日経ビジネスの「次代を創る100人」に選出された。

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登壇者

ニール・バルジライ

アルバート・アインシュタイン医科大学教授、Academy for Health & Lifespan Research(AHLR)会長

アルバート・アインシュタイン医科大学老化研究所の所長であり、老化と長寿の研究における第一人者。老化の生物学と遺伝学に関する研究を行い、特に例外的な長寿を持つ人々の遺伝子を研究し、350以上の論文を執筆。AHLRの共同創設者であり会長を務めているほか、アメリカ老化研究連盟の理事会にも所属。

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アンドレア・メイヤー

シンガポール国立大学教授

老年学と老化の分野での第一人者であり、シンガポール国立大学の健康長寿アカデミーのディレクター。老化と加齢関連疾患に関する主要な研究を主導しており、430以上の著書を出版。WHOなどの国際機関に助言を行い、シンガポールに健康長寿のための専門クリニックChi Longevityを共同設立。

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柳沢 正史

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究医科学機構(WPI-IIIS)、 株式会社S’UIMIN

筑波大学医学博士課程修了。31歳で渡米し、24年間にわたりテキサス大学にて研究室を主宰。エンドセリンとオレキシンを発見し、いずれも上市新薬の開発に結実した。米国科学アカデミー正会員。紫綬褒章、朝日賞、慶應医学賞、文化功労者、ブレークスルー賞、クラリベイト引用栄誉賞など受賞多数。

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瀬川茂子

朝日新聞 くらし科学医療部 記者

東京大学理学部卒。米マサチューセッツ工科大科学ジャーナリズムフェローを経て、朝日新聞入社。記者、AERA副編集長、編集委員などをつとめ、基礎科学やバイオの取材をしてきた。共著に「巨大地震の科学と防災」「開かれたパンドラの箱 老化・寿命研究の最前線」など。

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健康とウェルビーイング ウィーク

人生100年時代に向けて ーいのち輝く豊かな未来-

世界の最前線で活躍する研究者をお招きし、年齢を重ねても心身ともに健康を維持し、“幸せな100歳”を迎えていただくための最新研究をご紹介します。

  • 20250623日(月)

    18:3020:00

    (開場 18:00)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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