学びと遊び ウィーク
NIKKEI THE PITCH スペシャルセミナー 遊びながら仕事を学ぶ
日本経済新聞社
午前は「言葉を身体で覚える。あそび×まなび×脳科学の教育革命」を開催。若い才能を生み出すために教育はどうあるべきか、プレゼンやトークセッションを通じて考えます。音・動きで言葉を学ぶZoo-phonics等教育最前線に迫ります。
午後は、将来の起業家育成の一環としてU-18世代のアイディアコンテスト「みらい会議」を開催。“2055年の日本と地域”を本気で考え、全国から選ばれたファイナリスト6組がアイデアを発表します。
対話プログラム
- 若者自立
- EDTEC
- 個別最適化学習
同時通訳 | 提供しない |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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アジェンダ2025
参加プログラム
- 開催日時
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2025年07月22日(火)
11:00 ~ 15:30
(開場 10:45)
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- 開催場所
- テーマウィークスタジオ
Nikkei Inc.
プログラム内容
【午前】日本の未来を担う若い才能を生むための教育を専門家と共に考えます。基調講演にはアメリカで高く評価される幼児教育の専門家Charlene A. Wrighton氏が登壇。講演後は同氏が開発した音・動きで学ぶ言語取得法「Zoo-phonics」の体験セッションを実施します。
また「遊びを通じて学ぶとは何か」をテーマに、インターナショナルスクールタイムズ 村田学氏、早稲田大学 尾島司郎氏、城南進学研究社 田部井淳氏、英語自在 羽織愛氏、NIJIN 星野達郎氏によるトークセッションも開催。多彩な専門家による様々な視点から未来の言語教育の可能性を探っていきます。
【午後】将来の起業家育成の一環として、U-18世代向けアイディアコンテスト「みらい会議」を開催します。
「2055年の日本と地域」をテーマに全国の10代から多彩な応募を受け付け、情熱に満ちた6組をファイナリストとして選出。全国から選ばれた6組の学生が、万博の「テーマウィークスタジオ」という夢の舞台で、自らの未来像を世界に向けて語ります。
実施レポート
【振り返り】
■午前:言葉を身体で覚える。あそび×まなび×脳科学の教育革命(協力:城南進学研究社)
グローバルに活躍する起業家にとって欠かせないのが語学力です。その効率的な習得法をテーマに、第一線で活躍する専門家による基調講演、実演、さらにパネルディスカッションが行われました。
「Zoo-phonics(ズー・フォニックス)」の開発者であるシャーリーン・ライトン博士は、基調講演で「動き」が学びに与える影響について語り、動きを教育に取り入れることで、より効率的かつ楽しく学ぶことができると述べました。
実演セッションでは、会場およびオンラインの参加者にZoo-phonicsを体験いただき、ライトン博士の理論を実感していただきました。
続くトークセッションでは、パネリストが各専門分野からさまざまな意見を提示しました。
「静かに座って受ける従来の授業だけでなく、遊びや身体を動かすことの良さを授業に取り入れるべき」
「良い教育には安心・安全な環境が欠かせず、親自身も遊ぶように教育を楽しむ姿勢が必要」
「好きなことに熱中し、遊びから学びへとつなげることで、子どもに自信や希望が芽生える」
こうした意見が飛び交い、活発な議論が展開されました。
視聴された教育関係の方からは「自分の現場に取り入れたい」といった前向きな声が寄せられました。
■午後:みらい会議
午後の「みらい会議」では、中高生ファイナリスト6名が、審査員を驚かせる斬新なアイデアを発表しました。実体験に基づくアイデアは、多くのビジネスに携わってきた審査員たちをうならせ、新たなビジネスも予感させました。
発表テーマは次の6つです。
①「地域課題×若者=社会を変える方程式」
②「空き家と世界をつなげる」
③「自立を失わない地域社会にしていくために」
④「“わからない”をわかろうとする社会へ」
⑤「社会のふつうを塗り替える」
⑥「在日外国人の防災」
優勝に輝いたのは④のテーマを発表した、関東国際高等学校3年の青松莉子さん。
選定理由は「未来へのビジョンが明確だったこと」そして「現在の課題に向き合うだけでなく、これからの課題を見出すことこそが未来の課題解決につながる、という気づきが大きかった」点でした。
表彰の場で青松さんは、
「孤独を感じている外国人の方々の存在を知ってほしい。次に身近でそうした方を見かけたときに、少しでも意識が変われば、私がプレゼンをした意味がある」
と語りました。その言葉にも表れているように、日本の「みらい」に真摯に向き合う姿は、会場に強い印象を残しました。
【会期後の取組み】
今回のセミナーは、未来の起業を担う若手人材の育成を支援する目的で実施されました。日本経済新聞社・NIKKEI THE PITCHでは、今後も学生などを対象としたイベントを継続して行うとともに、今年度2回目の開催となる起業家育成プログラム「SOCIALBUSINESS SCHOOL」にて今回の知見を活かし、若い世代の教育の底上げに貢献していきます。
出演者情報
モデレータ
©Murata Manabu
村田 学
インターナショナルスクールタイムズ
アメリカ生まれ日本育ち。インターナショナルスクールタイムズ編集長。都内インターナショナルスクールの共同経営者であり、国際バカロレアの研修を受け、取材をしている。海外名門ボーディングスクールの設立準備や私立学校の国際コースの開設準備等に携る。国際教育シンクタンクInternational Education Labの所長。
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登壇者
©Charlene A. Wrighton
シャーリーン・A・ライトン
Zoo-phonics Mnemonic and Multisensory Language Arts Program共同開発者、著者、CEO
アメリカで高く評価される幼児教育の専門家。「ズー・フォニックス」言語教育プログラムの共同開発者・CEOでもある。特別支援教育現場で21年教鞭をとり、教育学博士号や複数の教育資格を取得。2007年には娘とともにプリスクールを設立。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」や「年間最優秀教師」等の賞を受賞。
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©Ojima Shiro
尾島 司郎
早稲田大学 理工学術院 英語教育センター
早稲田大学 理工学術院 英語教育センター 教授。英国Essex大学博士課程修了(Ph.D in Language and Linguistics)。第二言語習得論、言語脳科学、早期英語教育等の研究を通し、日本人の英語習得メカニズム解明、教育応用を目指す。最近は「おうち英語」の研究を行い、英語学習の開始年齢、英語接触時間、接触方法の影響を調べている。
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©Tabei Atsushi
田部井 淳
株式会社城南進学研究社 児童英語事業部
2019年よりZoo-phonics Academyの日本展開責任者として、未就学児から小学生を対象に、アメリカ発の幼児英語プログラム「Zoo-phonics」を複数の直営校、フランチャイズ校で展開。「楽しければ子どもは自ら学ぶ」をモットーに、体の動きを通じて自然に言葉を習得する学びの場づくりに力を注いでいる。
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©Haori Ai
羽織 愛
株式会社英語自在/NPO法人EEYC
日本の英語教育改革をライフワークとする子ども言語教育の専門家。英語教育の方法を国内外の事例や書籍で研究し、2013年SUNNY BUNNY Language Education株式会社(現 株式会社英語自在)、2019年NPO法人早期英語教育研究会を設立。確立したメソッドで都内に4教室、フランチャイズとして11教室、全国で合計15教室を展開している。
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©Hoshino Tatsuro
星野 達郎
株式会社NIJIN
千葉大学教育学部卒業後、JICA海外協力隊小学校教育隊員としてグアテマラへ。帰国後は青森県で小学校教諭を7年。学校で暗い顔で過ごす子どもを見て国の未来を憂い、教育課題を仕組みから解決するため起業。13の事業を立ち上げる。500名の教師団体と生徒数500名のオルタナティブスクール小中一貫校を運営。
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©Yokogushist Co., Ltd.
伊能 美和子
株式会社Yokogushist
NTTで20年超、複数のサービス・ビジネスを立ち上げた女性イントラプレナーの草分け的存在。自社提供に加え業界団体設立も手掛け、市場創生・業界DXの「触媒」として活躍。現在は「ヨコグシスト®」として組織・社会の境界連結をプロデュースし、企業・自治体を支援。複数上場企業の社外取締役も務める。
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©︎ Regional, Talent and Future, Inc.
伊藤 仁成
MTG-Ventures、地域と人と未来株式会社
愛知県出身、名市大卒。証券会社での投資銀行業務、スタートアップでのIPO・M&Aを経て、VCへ。グローバル・ブレインでスタートアップ投資や大企業のCVC支援。20年MTG Ventures、22年Central Japan Seed Fund代表パートナー。25年地域と人と未来(株)設立・代表取締役。金融・スタートアップ経験を活かし新産業創造を目指すMBA。
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©Sumitomo Mitsui Banking Corporation
前川 卓郎
株式会社三井住友銀行
京都大学経済学部卒、住友銀行(現三井住友銀行)入行。大和証券SMBCでIPO支援、同行企業情報部でM&Aアドバイザリーに従事。京大産官学連携本部出向、大学の産学連携体制構築に貢献する。同行復帰後20案件成約、京都法人営業第二部副部長として関西の大学を担当。2023年10月より関西成長戦略室担当部長に。
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©Sachiko HABU
羽生 祥子
株式会社羽生プロ
京都大学農学部入学、総合人間学部卒業。松岡正剛に師事し「千夜千冊」に携わる。05年日経BP入社、「日経DUAL」「日経xwoman」を創刊し総編集長に。内閣府少子化対策大綱検討会などで働く女性の声を発信。22年羽生プロ代表取締役社長に。万博WA talksプロデューサー、厚労省「共育プロジェクト」座長などに就任。
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©JFR & KOMEHYO PARTNERS Co.,Ltd.
下垣 徳尊
株式会社JFR & KOMEHYO PARTNERS
2007年㈱大丸入社。J.フロントリテイリング㈱初のCVCファンド「JFR MIRAI CREATORS Fund」を企画、立ち上げをリード。2025年3月グループのリユース事業合弁会社、㈱JFR & KOMEHYO PARTNERS代表取締役社長に就任。スタートアップとの共創経験を活かし「事業共創による事業成長を目指す」をテーマに、より面白い未来創造にむけ日々活動中。
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共催者名
株式会社城南進学研究社
学びと遊び ウィーク
NIKKEI THE PITCH スペシャルセミナー 遊びながら仕事を学ぶ
午前は「言葉を身体で覚える。あそび×まなび×脳科学の教育革命」を開催。若い才能を生み出すために教育はどうあるべきか、プレゼンやトークセッションを通じて考えます。音・動きで言葉を学ぶZoo-phonics等教育最前線に迫ります。
午後は、将来の起業家育成の一環としてU-18世代のアイディアコンテスト「みらい会議」を開催。“2055年の日本と地域”を本気で考え、全国から選ばれたファイナリスト6組がアイデアを発表します。
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2025年07月22日(火)
11:00~15:30
(開場 10:45)
- テーマウィークスタジオ
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
Nikkei Inc.
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