EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

未来の世代の視点を踏まえ、すべての人のウェルビーイングを高める文化を育むには?
テクノロジーが進化する今、私たちはどのように「未来に備えた教育文化」を築くべきでしょうか?
このパネルディスカッションでは、「インクルージョン(包摂)」「科学的根拠」「人間中心のデザイン」を土台に据えた、次世代の教育のあり方を探ります。
AI、VR、ラーニングアナリティクスといった革新的技術は、教育の可能性を広げた一方で、発展途上国における教育格差や、ニューロダイバージェント(神経多様性のある)学生への支援不足といった課題も浮き彫りにしました。
本パネルでは、「テクノロジー主導」から「使命感に基づく学び中心」のモデルへと転換する道筋を探ります。個々のニーズに応える科学的アプローチとして、AIを活用した個別最適化学習、多感覚的な学習戦略、すべての学習者を力づける教育プログラムなどを紹介します。
また、ピア(仲間)コミュニティの構築、意識啓発活動、オンラインのウェルビーイングセンターへのアクセス支援といった具体的な取り組み例もご紹介。
さらに、子どもたちが不確実な未来を生き抜くために、私たちの学校教育をどのように変革していくべきかを議論します。
違いを尊重し、学びがパーソナライズされ、すべての子どもたちが輝ける未来を、一緒に描きませんか?
皆様のご参加をお待ちしています。

※本プログラムは日英同時通訳にて視聴可能です。視聴するにはインターネットにアクセスでき、音声を聴取できる機器(スマートフォン、タブレット、パソコン等)とイヤホンが必要ですのでご持参下さるようお願いいたします。

出演者情報

モデレータ

鈴木 寛

東京大学教授 慶応義塾大学特任教授 前文部科学大臣補佐官

東京大学教授  慶応義塾大学特任教授 前文部科学大臣補佐官
1986年東京大学法学部卒、通商産業省入省、慶應義塾大学SFC助教授を経て、2001年参議院議員に当選、文部科学副大臣を2期務め、「コンクリートから人へ」の予算構造改革を断行。2014年東大・慶大教授(日本初の国立・私立大クロスアポイントメント)に就任し、教育政策の研究・教育を行う。通産省より山口県に出向した際、訪れた松下村塾に感銘を受け、学生・社会人を対象とした「すずかんゼミ」を立ち上げる。「すずかんゼミ」からは、現在までにITベンチャー、医療ベンチャー、教育、中央・地方官庁など様々な分野で活躍中の人材を数多く輩出。現代の松下村塾と言われている。

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パトリック・ニュウエル

TEDxTokyo 共同設立者、大学院大学至善館 教授、社会起業家

ニュウエル教授は、教育、デザイン、戦略、テクノロジー、ブランディング、そしてグローバル・コミュニケーションの分野に幅広い専門性を持つ。彼は日本の大手企業や教育機関と協力し、未来に向けた革新的な環境や戦略を開発している。

大学院大学至善館の教授であり、また、コクヨ株式会社、自由ヶ丘学園高等学校、日本の教育委員会のアドバイザー、OECDの「社会的・情動的スキル調査(SSES)」の日本国内プロジェクトマネージャーを務めている。

東京インターナショナルスクール、TEDxTokyo、NPO法人リビングドリームス、21Foundationの共同設立者である。

著書には、『日本が「世界一」を守り抜く戦略』(光文社、2019年)、『未来を生き抜くスキルはこう育てる』(小学館、2015年)、『TEDパワー 世界と自分を変えるアイデア』(朝日新聞出版、2014年)がある。

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登壇者

内田 由紀子

京都大学 人と社会の未来研究院 院長・教授

京都大学教育学部卒。同大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。
ミシガン大学・スタンフォード大学客員研究員、甲子園大学講師、京都大学こころの未来研究センター助教、准教授、教授、スタンフォード大学フェロー等を経て、2023年より京都大学人と社会の未来研究院院長。文化とウェルビーイングに関する文化心理学研究を行っており、国際誌での学術研究発表多数。中央教育審議会など社会実装にも従事し、京都市特別顧問も務めている。国際学術誌の編集委員や学会(APS)の理事として、国際的にも活動している。主著に『これからの幸福について:文化的幸福観のすすめ』(新曜社)。

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©OECD

アンドレアス・シュライヒャー

OECD Education and Skillsディレクター

アンドレアス・シュライヒャーは、OECDの教育・技能担当ディレクターである。国際学生評価プログラム(PISA)やその他の国際文書を開始し、監督し、国や文化を超えた政策立案者、研究者、教育者が教育政策と実践を革新し、変革するためのグローバルプラットフォームを作成した。
20年以上にわたり、教育を改善するために大臣や教育リーダーと協力してきた。元米国教育長官のアルネ・ダンカンは、シュライヒャーは「私が会った誰よりも、地球規模の問題や課題を理解しており、真実を語ってくれる」と述べた。元英国国務長官のマイケル・ゴーヴは、シュライヒャーを「英語教育で最も重要な人物」と呼んだ。
ドイツ連邦共和国の初代大統領の名において「模範的な民主的関与」に対して授与される「テオドール・ホイス」賞を含む、数多くの栄誉と賞を受賞。 ハイデルベルク大学で名誉教授を務めている。

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藤堂 栄子

認定NPO法人エッジ 会長

慶應義塾大学法学部政治学科卒。星槎大学大学院教育研究科修士課程修了。法学士、教育学修士。
ディスレクシアの研究者・支援者・保護者・当事者・活動家。
1999年、息子が留学先イギリスでディスレクシアだと判明したのをきっかけに日本でのディスレクシアの支援、啓発のため、2001年NPO法人エッジを設立。以降読み書きのアセスメントや音声教材他、数々の支援ツールと支援者の養成コースを開発し提供。
アジア太平洋ディスレクシアフォーラムを主宰(2016‐2021)
日本発達障害ネットワークの理事、副理事、文部科学省特別支援ネットワーク推進委員会の他、発達障害者支援法、障害者差別解消法、読書バリアフリー法などの制定にも関わり、内閣府や文部科学省、経済産業省、国土交通省、厚生労働省などの関係委員
ディスレクシアでも大丈夫!(ブドウ社2009)
ディスレクシアだから大丈夫!(金子書房2021)他

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星 友啓

Stanfordオンライン高校校長、哲学博士、Education; EdTechコンサルタント

1977年東京生まれ。2001年 東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。2002年より渡米、Texas A&M大学哲学修士修了。2008年、スタンフォード大学哲学博士修了後、同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、スタンフォード・オンラインハイスクールスタートアッププロジェクトに参加。2016年より校長に就任。

現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアに向けて教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。
日本では慶應義塾大学特別招聘教授、横浜市立大学特任教授を務めている。

著書に『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『脳科学が明かした!結果が出る最強の勉強法』(光文社)、『脳を活かす英会話』『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』、『脳を活かすスマホ術』(いずれも朝日新聞出版)、『子どもの「考える力を伸ばす」教科書』(大和書房)、『スタンフォードが中高生に教えていること』『「ダメ子育て」を科学が変える!全米トップ校が親に教える57のこと』(いずれもSBクリエイティブ)、『脳が一生忘れないインプット術』(あさ出版)がある。

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西野 真由美

東京家政大学・教授

お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒。同大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。文学修士。
お茶の水女子大学人間文化研究科助手を経て、1989年より国立教育研究所研究員、2001年より国立教育政策研究所(改組による名称変更)総括研究官として、国立教育政策研究所における教育課程に関する諸外国比較研究・国内の先進的実践研究に従事した。2025年4月より東京家政大学教授。専門は道徳教育。文部科学省による道徳教育の教材開発及び学習指導要領改訂の協力者として、道徳教育の改善に取り組んできた。2011年から17年まで、APNME(アジア太平洋道徳教育ネットワーク)の事務局メンバーとして国際的な研究協力に尽力した。現在、日本道徳教育学会副会長。共編著に『「考え、議論する道徳」の指導法と評価』(教育出版)など。

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学びと遊び ウィーク

学びへの公平なアクセス

本プログラムは、テーマウィーク全体協賛者と連携して博覧会協会が企画・実施する「アジェンダ2025」の一つです。「全ての人が公平な学びの機会を得るために何ができるか」というセントラルクエスチョンを中心に、トークセッションが展開されます。

  • 20250728日(月)

    13:3015:30

    (開場 13:00)

  • テーマウィークスタジオ
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

本プログラムへは予約が必須となっております。

「2カ月前抽選」から予約対象となりますが、詳細な予約開始時期については下記サイトをご確認ください。

※予約状況等によって予約ができない可能性がございます。

このプログラムはバーチャル万博でのライブ配信を予定しております。確定次第ご案内いたします。

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