学びと遊び ウィーク
私たちはなぜ学ぶのか?——教育と遊びから見つめる「学び」の本質 アジェンダ2025共創プログラム
シェイプ・ニューワールド・イニシアティブ
【2050年の未来像の仮説】一人一人が個性を輝かせ、毎日を心豊かに生きる未来
私たちは子供から大人まで、日々さまざまな経験を積み重ね、学び続けています。いまAI技術の進歩で、学びの方法やその価値が大きく変化しています。このパネルディスカッションでは、学びの本質を改めて考え直し、自分らしさを大切にしながらいきいきと生きるためにはどのように学びを活かしていくべきか、2050年の学びはどのようなものになっているのかについて、深く掘り下げていきます。
映像記録有り
対話プログラム
- STEAM
- 世界の遊び
- 生涯学習
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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アジェンダ2025
共創プログラム
- 開催日時
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2025年07月26日(土)
17:30 ~ 19:30
(開場 17:00)
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- 開催場所
- テーマウィークスタジオ
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
私たちは、子供の頃の遊びから学校での教育、職場での仕事や人間関係に至るまで、さまざまな環境や社会との関わりを通じて常に新しい経験を積み重ねています。これらの経験は学びとなり、やがて私たちの個性や価値観を形成していきます。学びは、私たちが自分らしい生き方を送るための大事な要素です。いま、AI技術の進歩により、知識が簡単に得られるようになり、学びの方法やその価値が大きく変わりつつあります。このパネルディスカッションでは、私たちがなぜ学ぶのかを改めて考えることで、自分らしさを大切にいきいきと生きるとはどういうことか、2050年の学びはどのようなものになっているのかについて、会場のみなさんと一緒に深く考えていきます。
実施レポート
【振り返り】
今回の対話プログラム「私たちはなぜ学ぶのか?——教育と遊びから見つめる学びの本質」では、7名の若手リーダーや専門家が登壇し、学びと遊びの関係性、そして2050年を見据えた未来の学びの在り方について議論を深めました。本プログラムの所見として、以下のような効果や気づきが得られました。
第一に、「学び」と「遊び」が対立する概念ではなく、むしろ密接に結びついていることが強調されました。参加者からは、遊びの中に自然に学びが存在し、また学びが感情や没頭感を伴うとき、それ自体が遊びのような体験になるという意見が多く共有されました。この点は、教育や研修を設計する上で「楽しさ」や「好奇心」を欠かせない要素とする必要性を示唆しています。
第二に、議論の中で共通して語られたのは「内発的モチベーション」の重要性です。学びが強制ではなく、個人の興味や好奇心から生まれるときに最も大きな成長が得られるという実感が語られました。実際に留学やアート活動、ダンスを通じた異文化交流といった体験談からも、学びと遊びが融合する場が人の成長を加速させることが確認されました。
第三に、学びや遊びは「多様性の理解」と深く関わっているという指摘もありました。参加者の発表や高校生からの声を通して、学びや遊びを通じて異なる価値観や文化を理解し、自分自身の枠を広げる重要性が強調されました。AIの進展によって知識自体は容易に得られるようになった現代において、学びの価値は「学んだ知識をどう活かすか」「学んだ内容を自分や社会にどう繋げるか」に移行していることが浮き彫りになりました。
こうした議論を通じ、本プログラムは参加者に「学びの本質」を再考させ、教育や社会の場に新しい発想を持ち帰らせる大きな効果を生み出しました。また、世代やバックグラウンドを超えた意見交換が行われたことで、学びと遊びが未来社会における共創の基盤であるという認識を広く共有できた点も特筆すべき成果です。
【会期後の取組み】
今回の議論を通じて、主催者および登壇者たちは、万博会期後に向けて次のような具体的取り組みを進めていくことを考えています。
第一に、「学びと遊びを融合した新しい教育プログラム」の展開です。グラフィックレコーディングや探究型学習、アートを取り入れたワークショップなど、今回紹介された実践を基盤に、学校内外で活用可能な教育手法を共同で開発・普及させることが検討されています。これにより、従来の知識伝達型教育から、感情や創造性を重視した学びへと移行を促すことを目指します。
第二に、「多様なコミュニティを結ぶネットワーク形成」です。プログラムで共有された「世界とつながる学び」の理念を実現するため、国内外の教育機関、NPO、企業が協力し、子どもから大人までが参加できる交流イベントや国際共同プロジェクトを継続的に実施する計画です。オンライン技術や短期留学の仕組みを活用することで、学びの機会を地理的・経済的な制約を超えて広げていく取り組みが構想されています。
第三に、「学びの多様性を支える社会的基盤づくり」です。特に若者や教育関係者の声を反映させることで、学びを社会課題解決や地域づくりに結びつける活動を推進していくことが確認されました。例えば、地方の高校生や大学生が主体的に企画・運営に関わる探究学習プログラムを支援することで、地域に根ざした学びの循環を創出することが期待されています。
これらの取り組みを通じ、万博会期後も「学びと遊び」を核にした共創の輪を拡大させ、2050年の未来に向けて「自分らしく生きる力」を育む教育と社会の実現を目指すことが、参加者一同の共通認識となりました。
※このレポートの一部または全部はAIによって生成されました。
出演者情報
モデレータ
岸野 文昭
筑波大学
医師、神経科学者。生後の発達過程における脳の機能的変化に注目し、多様な環境との相互作用を通じて脳がどのように変化するかを研究している。新しい経験が継続的に知識へと変換される仕組みを解明することで、個人に最適な教育方法を発見することを目指す。
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登壇者
中込 孝規
世界とつながるダンス教室
早稲田大学商学部卒。オールジャパン学生ダンス選手権大会優勝。教育系企業ベネッセ退職後、世界一周しながら1万人の子どもたちにダンスを教えた。現在は講演やワークショップ、日本と海外の子どもを中継でつないだダンス交流会などを実施している。YouTube「ごめダンスチャンネル」も運営中。
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繋 奏太郎
TSUNAGU 代表
「人と社会をつなぐ」をコンセプトに、NPOや企業、地域、学校現場など多様なステークホルダーと協力し、ファンドレイジングやチーム組成、チームビルディングを通じて、共創の場を創出。社会課題の解決に向けた持続的な支援体制を築く。
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森 陽菜
一般社団法人サステナブル芸術創造機構代表理事、NPO法人Community for Communities理事、身体表現者、静岡ラウドヒル計画所属
幼少期から行う表現活動の中でアート・エンタメ領域のエコシステムに疑問を抱き、アートマネジメント・文化経済の研究活動、障がい者や子どもと共に作品を作る舞台公演、多様性をうたうアートプロジェクトのプロデューサーなど、アートと社会(課題)を繋げる活動を行っている。
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松田 海
ビズスクリブル株式会社、代表取締役 CEO、情報経営イノベーション専門職大学、客員准教授
ファシリテーションを軸に持つグラフィックレコーダー。聴覚障がい学生へのノートテイク経験から発想を得て、現在ではテレビの生放送、大手企業、行政までグラレコ活用の依頼は多岐にわたる。相対的貧困育ちや免疫系難病の当事者として社会的弱者への課題意識を持ち「選択肢を描ける」場作りを目指す。
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徳永 悠馬
NPO法人EdFuture副理事
大阪で2年間幼稚園職員を経験した後、昨年度はアイルランドへと渡り留学プログラムを設計。高校生の頃に初めてカナダへ海外留学をしたバックグラウンドもあり、2022年度からEdFutureで留学プログラムの設計を務め、高校生に格安留学の機会を提供している。
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平岡 慎也
株式会社Stapia代表取締役
1993年京都市生まれ。立命館大学情報理工学部卒、High Tech High教育大学院 教育学修士。
教育をテーマにした探究型留学、Global Teacher Programを運営。
フィリピン、フィンランド、サンディエゴの公立学校と提携をして延べ300名以上の参加者を引率。
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学びと遊び ウィーク
私たちはなぜ学ぶのか?——教育と遊びから見つめる「学び」の本質 アジェンダ2025共創プログラム
【2050年の未来像の仮説】一人一人が個性を輝かせ、毎日を心豊かに生きる未来
私たちは子供から大人まで、日々さまざまな経験を積み重ね、学び続けています。いまAI技術の進歩で、学びの方法やその価値が大きく変化しています。このパネルディスカッションでは、学びの本質を改めて考え直し、自分らしさを大切にしながらいきいきと生きるためにはどのように学びを活かしていくべきか、2050年の学びはどのようなものになっているのかについて、深く掘り下げていきます。
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2025年07月26日(土)
17:30~19:30
(開場 17:00)
- テーマウィークスタジオ
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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