学びと遊び ウィーク
遊びの集い/一緒に遊びませんか?
チリ共和国
社会に出たばかりの人々のアイデアを取り入れることで、より持続可能な未来を創造することはできるのでしょうか?
「遊びの集い」は、遊びを中心とした参加型の手法で、チリと日本の子どもたちがひとつになる場です。遊びを中心とした、インタラクティブで連携的なテーマで進められた3カ月間の成果を発表します。この間、青少年たちは、文通から始まり、万博期間中の大阪での5日間の滞在を経て、現在と未来への夢と期待をシェアしてきました。彼らはそこで実際に会い、ゲームを中心とした体験をし、言葉を超え、国境を超えた新しい関わり方を取り入れた、共に創り上げたゲームを最終的に発表し、来場者全員でプレイする予定です。
対話プログラム
- 世界の遊び
- 若者自立
- 生涯学習
同時通訳 | 未定 |
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発信言語 | 未定 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年07月24日(木)
18:00 ~ 20:30
(開場 17:30)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- チリパビリオン
プログラム内容
来場者は、チリと日本の子どもたちが数カ月にわたって行った異文化での共同作業を目の当たりにするでしょう。
セッションではまず参加者の了解を得て、ビジュアルな記録や日記の抜粋を示しながら、ゲームデバイスの開発における様々な段階を紹介します。また、クリエイティブな主要プロセスを説明し、学びと交流の場を紹介します。
セッションのメーンには子どもたち自身の進行で、来場者がゲームデバイスをインタラクティブに体験、来場者も積極的に参加と交流ができます。その後、代表者たちにゲームデバイスが正式に手渡され、この共同作業を祝い、表彰します。さらに、セッション中にオンラインでゲームが公開され、無料でダウンロードできるようになるため、世界中の人々がこのゲームにアクセスできるようになり、国際的な文脈の中で子どもたちの声を届けることができるようになります。
セッションの最後には、両文化の料理が披露され、異文化間のコラボレーションの重要性が強調されます。
実施レポート
【振り返りレポート】
「The Assembly of Play(遊びの集い/いっしょに遊びませんか)」と題する国際交流プログラムが、2025年7月24日にチリパビリオンで開催されました。このプログラムは、チリと日本の子どもたちが「遊び」を共通の言語として出会い、文化の違いを学び合いながら、創造的な対話と協働を実践することを目的としています。参加した子どもたちは、7月19日からの5日間を大阪で共に過ごし、ワークショップや観察活動、感覚的な体験を通じて、遊びをテーマにした創作活動に取り組みました。
冒頭では、チリ館のマリチュ・メイヤー館長が登壇し、「出会ってからわずかな期間ですが、皆さんは様々な活動を通して、両国の文化に共通点や違いを見出してきました。この経験がチリと日本をつなぐ架け橋になることを願っています」と述べ、大阪のチリ名誉領事のご支援に対しても感謝の意を表しました。
続いて、ミラドール・インタラクティブ博物館(MIM) 教育・コミュニティ部門ディレクターのコンスタンサ・モレノ氏が登壇し、「遊びは、他者とつながり、世界と関わる基本的な方法であり、このプロジェクトはその信念から始まりました」と説明しました。彼女は大阪での滞在中に行われたワークショップや探検、感覚体験、協働活動の様子を紹介し、「この経験は、想像し、学び、創り出す力の大切さを教えてくれました」と語りました。また、大阪国際中学校やProChile(チリ貿易振興局)チーム、名誉領事館のスタッフ、MIMの同僚たちへの感謝の言葉も述べました。
プログラムの後半では、参加した子どもたちが、それぞれの視点から体験を発表しました。チリの学生は、「遊び工房は、言葉の壁を越えてつながることができる場です。遊びや笑い、共に過ごす時間を通じて、心からつながることができました」と話し、日々の朝食や寝る前の会話など、ささやかな交流が家族のような感覚を生んだと振り返りました。また、異文化に適応するという挑戦についても、「敬意と好奇心をもって乗り越えることができました」と語りました。
大阪の中学生であるノノカさんとリオさんは、「最初は恥ずかしくて緊張していましたが、今では本当にチリの友達ができたと感じています」と笑顔で話しました。音の出る遊びを一緒に作った体験などを振り返り、「この経験は一生の思い出になります」と述べました。
最後に、会場では、活動成果を紹介する展示が行われました。日本風の生け花、ドキュメンタリー映像、そして子どもたちが協力して制作した「遊びの旗」などが展示され、来場者は自由に見学することができました。また、遊びに関する3つの質問に答えてもらい、みんなで「遊びの地図」を作る参加型の企画も行われ、共創と対話の精神が展示全体に反映されていました。
【万博後の取り組み】
本プロジェクトは、万博期間中の活動にとどまらず、今後も継続される予定です。コンスタンサ・モレノ氏は、「この経験をチリに持ち帰り、他の若者たちと共有しながら、新たな人々が楽しみながら出会えるような“遊びのデバイス”を開発していきます」と述べました。
今後は、今回の参加者がこの体験を語り継ぐことで、遊びを通じた国際理解を広める役割を果たしていきます。また、「日本で出会った皆さんと、これからも連絡を取り合い、共にものづくりを続けていきたい」との意欲も語られており、国境を越えたつながりの継続が大きな柱となります。
このプロジェクトは、学びと創造を重視した新しい国際交流のかたちとして、教育や文化の現場における好例となることが期待されています。今後も「遊び」の力を活かして、多様な価値観をつなぐ実践が広がっていくことでしょう。
出演者情報
登壇者
マリチュ・メイヤー
2025大阪・関西万博チリパビリオン館長
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コンスタンサ・モレノ
ミラドール・インタラクティブ博物館(MIM) 教育・コミュニティ部門ディレクター
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共催者名
ミラドール・インタラクティブ・ミュージアム
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遊びの集い/一緒に遊びませんか?
社会に出たばかりの人々のアイデアを取り入れることで、より持続可能な未来を創造することはできるのでしょうか?
「遊びの集い」は、遊びを中心とした参加型の手法で、チリと日本の子どもたちがひとつになる場です。遊びを中心とした、インタラクティブで連携的なテーマで進められた3カ月間の成果を発表します。この間、青少年たちは、文通から始まり、万博期間中の大阪での5日間の滞在を経て、現在と未来への夢と期待をシェアしてきました。彼らはそこで実際に会い、ゲームを中心とした体験をし、言葉を超え、国境を超えた新しい関わり方を取り入れた、共に創り上げたゲームを最終的に発表し、来場者全員でプレイする予定です。
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2025年07月24日(木)
18:00~20:30
(開場 17:30)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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