EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)


この特別なプログラムで、ラテンアメリカとカリブ海地域のコーヒーとカカオの豊かな歴史に触れてください。
2日間の午後を通して、参加者はこれらの象徴的な作物を取り巻く文化、経済、そしてイノベーションについて深く掘り下げることができます。

プログラムは座談会から始まり、参加各国の代表者が、自国が栽培するコーヒーとカカオの地域や品種について知見を共有します。
続くディスカッションでは、地理的条件がそれぞれの作物の独自の特性にどのように影響しているか、そしてコーヒーとカカオが地域および国レベルで果たす重要な経済的役割について強調します。
また、ここでは、農業からマーケティングまで、生産のあらゆる段階における女性の重要な貢献についても触れます。

次に、「循環型経済:副産物の再利用」のセクションでは、コーヒーとカカオの残渣の革新的な利用法を探ります。環境に優しい取り組みの推進に向け、参加者は、パルプや果皮を有機肥料に変えることや、化粧品、繊維、代替食品、持続可能なエネルギーへの応用について学びます。
その後、質疑応答や登壇者との意見交換を通して、活発な議論展開が期待されます。

イベントの締めくくりは、コーヒーとココアのテイスティングです!
これらの貴重な作物を特徴づける多様な風味と香り、そして豊かな文化的ルーツを体感いただけます。

実施レポート

【振り返り】
本プログラムは、ラテンアメリカ・カリブ地域の8か国(ベリーズ、ボリビア、コロンビア、キューバ、ドミニカ共和国、グアテマラ、パナマ、ペルー)が一堂に会し、それぞれの国の誇るコーヒーとカカオを紹介することで、文化・経済・持続可能性といった多角的な観点から相互理解を深める機会となりました。
各国のブースでは、商品の試飲・試食だけでなく、生産者の声や背景にある歴史・伝統、地域社会への影響なども紹介され、訪問者にとっては五感を使って理解を深められる非常にユニークな体験となりました。

参加者からは「これまで知らなかった国の産品に触れられて良かった」「香りや味の違いに驚いた」「生産者のストーリーに心を動かされた」といった声が多く寄せられ、単なる物産紹介にとどまらず、社会的背景や文化的意義に関心をもつきっかけとなったことがうかがえました。さらに、出展国の代表者同士の交流も活発に行われ、今後の地域間連携やビジネス展開に向けた意見交換の場としても大いに機能しました。

会場全体にラテンアメリカ・カリブの豊かな香りと彩りが広がる中で、来場者・出展者の双方にとって学びと気づきの多い充実したプログラムとなりました。多様性と包摂性を体現するテーマウィークの趣旨にも非常に合致しており、今後の展開が大いに期待される内容でした。


【会期後の取り組み】
本プログラムで得られた知見やネットワークをもとに、参加8か国は、国際的な協力関係の深化に向けた新たな取り組みを始めています。特に注目されるのが、循環型経済の実践や、女性生産者のエンパワーメントをテーマにしたオンラインセミナーの企画です。これらは、持続可能な開発目標(SDGs)に沿った課題意識を共有し、各国の経験や知見を交換することを目的としており、Expoを契機に芽生えた連携が実質的な行動へとつながりつつあります。

また、イベントで紹介されたコーヒーとカカオについて、その風味や香りだけでなく、生産地の文化的・社会的背景を伝えることの重要性が再認識されました。そのため、現在は日本国内の教育機関やフェアトレード団体と連携し、次世代への啓発活動やワークショップの実施が検討されています。これにより、消費者一人ひとりが持続可能な選択を行うきっかけを提供し、商品に込められたストーリーへの共感を促すことが期待されています。

さらに、出展国によるSNS等を通じた情報発信はイベント終了後も継続されており、プログラムを通じて得た関心や対話の機運を保ち続けています。今後も、ラテンアメリカ・カリブ諸国と日本との間での交流をさらに発展させ、地域の多様な知識や経験を共有しながら、共通する課題への協働と持続可能な未来の共創を目指してまいります。

共催者名

ベリーズ、ボリビア多民族国

コロンビア共和国、キューバ共和国

ドミニカ共和国、グアテマラ共和国

ペルー共和国

食と暮らしの未来 ウィーク

ラテンアメリカとカリブ海のコーヒーとカカオをひとくち

2025年大阪万博の一環として、ベリーズ、ボリビア、コロンビア、キューバ、ドミニカ共和国、グアテマラ、パナマ、ペルーの8か国が一体となって、コーヒーとカカオの文化的・経済的意義を称えます。
この没入型イベントでは、ガイド付きテイスティング、持続可能なイノベーション、そして経済に関する洞察が提供されます。

来場者はパナマの香り高い高地豆、グアテマラのリッチでフルボディのブレンド、キューバコーヒーの大胆で凝縮された味わい、ドミニカ共和国の活気ある農園、ボリビアの伝統的な野生カカオなど、各国の標高、土壌、伝統によって形作られたユニークな品種を探求します。
特にベリーズのベルベットのようなクリオロ種カカオや、ペルーのシルキーでリッチな品種には注目です。

どのサンプルも職人技、文化、風味を物語り、中米、カリブ海、南米の活気ある魅力をお伝えします。

  • 20250605日(木)

    14:3017:00

    (開場 14:00)

  • 20250616日(月)

    14:3017:00

    (開場 14:00)

  • 会場内その他
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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