EXPO2025 Theme Weeks

プログラム内容

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スウェーデンと日本は、伝統的な職人技と革新性を兼ね備えた国々であり、本イベントを通じて持続可能なファッションの発展、テキスタイル生産のイノベーション、サーキュラーエコノミーの推進を加速させることを目指します。そしてこの交流は世界に共有され、持続可能性に良い影響を与えるきっかけとなるでしょう。

実施レポート

【振り返り】
本イベントは、スウェーデンにおける持続可能なファッションおよびテキスタイル産業の最前線の取り組みを、日本と共有することを目的として開催されました。官民学それぞれの分野から登壇者を迎え、活発な議論が交わされました。

基調講演では、スウェーデン・ボロース大学のテキスタイル戦略責任者であるスサンネ・ネイデロース氏が登壇し、「Textile & Fashion 2030」の取り組みや、持続可能な素材の活用、循環型設計の導入について紹介しました。また、ユニクロを展開するファーストリテイリングからは柳井康治氏が登壇し、「LifeWear」の哲学や、企業としてのサステナビリティ戦略について発信しました。

続く2つのパネルディスカッションでは、官民連携による国際的な取り組みや、ファッション業界における文化や産業構造の変革、新たなエコシステムの創出に向けた可能性について議論が行われました。登壇者には、H&M Southeast Asiaや国連EXPO代表、Synflux代表などが名を連ね、実践事例に基づく意見交換がなされました。

展示では、「Textile & Fashion 2030」およびスウェーデンのファッションブランド「Hodakova」による再生素材を用いた作品や、国連ガイドユニフォームのコレクションが紹介され、参加者は実際の製品を通じてイノベーションの具体的な姿に触れることができました。

本イベントは、素材選定からデザイン、製造、流通、着用後の処理に至るまで、サステナブル・ファッションの全体像を多角的に示すとともに、今後の日本との協働の可能性を明確に提示する内容となりました。


【会期後の取り組み】
本イベントで得られた知見と議論を踏まえ、スウェーデンの「Textile & Fashion 2030」プラットフォームを基盤に、日瑞間の協業は持続可能なファッション分野において具体的かつ実践的な進展が期待されています。

まず、ボロース大学や参画企業が進める再生繊維やバイオベース素材の研究成果を活用し、日本市場における共同開発や実証実験の推進が急務です。これにより、商業化に向けた橋渡しが加速し、パイロット事業の立ち上げが具体的に進められる見込みです。

次に、循環型デザインを取り入れた新たな製品開発やビジネスモデル創出に向けて、企業間の連携強化が不可欠です。特に、ゼロウェイストやアップサイクルといった先進的手法を日本の市場環境に適合させる取り組みが重要であり、持続可能な価値創造が加速されます。

さらに、人材育成の面では、教育機関間の交流や合同プログラムの拡充を通じて、持続可能性を重視する次世代デザイナーの育成基盤を強化します。これにより、長期的な協業体制の確立と文化交流の深化が見込まれます。

これらの取り組みを円滑に推進するため、両国の関係機関は連携を深め、情報共有や共同プロジェクトの促進を積極的に図る必要があります。持続可能なファッションの社会実装に向け、協働による新たな価値創造がより一層広がることが期待されます。

出演者情報

モデレータ

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名古 摩耶

ARTニュース ジャパン

編集長

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井上 エリ

WWD

フリーランスジャーナリスト

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登壇者

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ヴィクトリア・リー

スウェーデン大使館

駐日スウェーデン大使

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スサンネ・ネイデロース

ボロース大学

テキスタイル ストラテジスト

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柳井 康治

株式会社ファーストリテイリング

取締役

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ニーナ・エルマーソン

イノバーレ・エクマン・グループ

イノバーレ部門 副社長、Challenge the Fabric(CTF)創設者・責任者

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マーヘル・ナセル

国際連合

国連事務次長 兼 2025年大阪・関西万博 国連代表コミッショナー

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シェラウェイ・ハッガ―

H&M 東南アジア

広報・コミュニケーション部門責任者

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ジェニー・ローゼン

スウェーデン・ファッション・カウンシル CEO

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川崎 和也

シンフラックス 代表取締役CEO

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ペトラ・ファゲールストロム

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クレメンス・ソーンクイスト

スウェーデン・スクール・オブ・テキスタイルズ デザイン学部 教授

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食と暮らしの未来 ウィーク

スウェーデンの持続可能なファッションとテキスタイル

本イベントの目的は、スウェーデンと日本の繊維・ファッション業界における協力と交流を促進することです。
デザイナー、メーカー、研究者、業界リーダーを一堂に集め、知識の共有、持続可能な取り組みの推進、新たなビジネス機会の創出を目指します。

  • 20250606日(金)

    13:0017:30

    (開場 12:30)

  • 各パビリオン
  • ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
  • ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。

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