食と暮らしの未来 ウィーク
食料主権のための地域食糧システム
インドネシア共和国
このフォーラムは、持続可能性と社会正義の文脈における基本的な問題である、地域の食料システムの強化を通じた食料主権に焦点を当てています。さらにこのフォーラムでは、環境保護、コミュニティのエンパワーメント、地元の能力強化など、他のフォーラムでは包括的に議論されることの少ない総合的なアプローチを推進しています。
映像記録有り
対話プログラム
- その他
- 食料主権
同時通訳 | 提供する |
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発信言語 | 日本語及び英語 |
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トラックプログラム
- 開催日時
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2025年06月09日(月)
10:00 ~ 12:00
(開場 09:30)
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- 開催場所
- 各パビリオン
- インドネシアパビリオン
プログラム内容
*字幕:YouTube動画の右下「歯車」マークの「字幕」よりお選び下さい。
(複数言語、音声が重なる際等、字幕が掲出されない場合があります)
参加対象者は、政策立案者、地域社会のリーダー、農家、食糧活動家、学者、食糧主権と地域食糧システムの持続可能性に焦点を当てた国際機関の代表者などです。本フォーラムのテーマは以下の通りです。
1. パネルディスカッション - 地域食糧システムの維持における課題と機会について議論するセッション。
2. ケーススタディのプレゼンテーション - 地域食糧システムの最適な管理方法について、各国からのプレゼンテーション。
3. ワークショップ - 地域食糧システムの強化に向けた政策提言と運営戦略を策定するためのワークショップ。
実施レポート
【振り返り】
本プログラムは、インドネシアおよび日本における地域食文化や農業の現状を出発点に、食の主権(フードソブリンティ)と持続可能な食料システムの構築について多角的に議論するフォーラムとして実施されました。専門家によるパネルディスカッションや事例紹介、参加者との活発な質疑応答を通じて、地域に根ざした食文化の価値と、それを守り育てるための実践的な知見が共有されました。
とりわけ注目を集めたのは、インドネシアの発酵食品「テンペ」を通じた日・イン両国の文化的交流です。テンペは健康的で環境負荷が少ない食品として紹介され、日本国内での普及活動の成果や課題も共有されました。伝統食材の保存と発展は、文化的アイデンティティの維持と新たな産業の創出にもつながるとの見解が示されました。
また、両国に共通する課題として、農業従事者の高齢化や若年層の農業離れが挙げられ、テクノロジーやスタートアップによる農業の革新が重要であるとの指摘もありました。学校給食を通じた地元食材の活用や食育の意義についても、教育・地域振興・健康の各視点からその有用性が議論され、参加者の関心を集めました。
農業・食文化・教育・物流といった複数分野が交差するこのテーマに対して、参加者からは前向きで具体的な意見や質問が多く寄せられ、本フォーラムが問題意識の共有と連携の契機となったことがうかがえました。
【会期後の取り組み】
本フォーラムの開催を契機として、登壇者や関係団体の間で複数の具体的な連携に向けた動きが見られています。
たとえば、テンペの日本国内でのさらなる普及に関しては、登壇した日本企業が、インドネシア側の関係者と協力しながら、現地の伝統的な発酵技術を取り入れた商品の改良や、日本市場への定着を見据えたプロモーション施策の検討を進めているとの報告がありました。これに加えて、インドネシア産原料の品質や安定供給を実現するため、両国間でのサプライチェーン構築に関する実務的な意見交換も始まっており、物流や品質管理の課題に対応した新たな取り組みが模索されています。
また、インドネシア国内における物流インフラや食品保存技術の改善に関しては、農業関連機関や自治体による現地調査の実施が検討されており、特に離島部や農村地域において、日本の低温輸送技術や集荷システムを応用したパイロットプロジェクトの立ち上げが期待されています。このような技術協力は、地産地消の促進やフードロス削減にもつながるものとして、今後の官民連携の対象として注目されています。
教育分野においては、日本の大学が紹介した有機農業教育のカリキュラムや実地研修プログラムに対し、インドネシア側の大学や職業訓練機関から強い関心が寄せられ、若手研究者や学生の相互交流に向けた協議が開始されました。今後は、両国の教育機関間での覚書締結や、実践的な共同講座の開講に向けた検討も視野に入れられており、人材育成面での継続的な交流が期待されます。
本フォーラムは、単なる知見共有にとどまらず、文化・農業・教育・物流といった複数の分野にわたる課題を俯瞰的に捉え、日・インドネシア両国が連携して持続可能な地域食システムの実現に取り組むきっかけを提供するものとなりました。
今後も関係者間で継続的な対話と進捗確認が行われる予定であり、本イベントを起点とした具体的かつ実効性のあるプロジェクトの展開が期待されています。
食と暮らしの未来 ウィーク
食料主権のための地域食糧システム
このフォーラムは、持続可能性と社会正義の文脈における基本的な問題である、地域の食料システムの強化を通じた食料主権に焦点を当てています。さらにこのフォーラムでは、環境保護、コミュニティのエンパワーメント、地元の能力強化など、他のフォーラムでは包括的に議論されることの少ない総合的なアプローチを推進しています。
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2025年06月09日(月)
10:00~12:00
(開場 09:30)
- 各パビリオン
- ※プログラム開催時間・内容は掲載時点の予定となります。変更については、当WEBサイトや入場券予約システム等で随時お知らせしてまいります。
- ※プログラムの性質上、実施主催者の都合等に因り、ご案内時刻等が変動する可能性があります。
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